京都鉄道博物館は、同館で収蔵する蒸気機関車C56形160号機が5月27日の「SL北びわこ号」での運転を最後に本線での運転を終了することを記念し、同日の運転終了後に「本線運転引退セレモニー」を開催する。

  • 蒸気機関車C56形160号機

セレモニーはC56形160号機が運転を終え、京都鉄道博物館に戻って来た後の18時40分頃から扇形車庫にて実施。整備責任者による挨拶とC56形への花輪贈呈・装飾、転車台上での展示・汽笛吹鳴を行う。所要時間は約10分。見学には入館料が必要となる。なお、5月27日は開館時間を通常より2時間半延長し、20時までとする。

C56形160号機は1939(昭和14)年に製造されたC56形の最終号機。北海道で新製配置されたのを皮切りに全国各地で活躍し、後に梅小路蒸気機関車館に動態保存された。1995(平成7)年から「SL北びわこ号」などで活躍してきたが、5月27日を最後にJR西日本の営業線での運転を終了する。