東武鉄道は27日、2018年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。車両の新造・リニューアルも進め、東京メトロ日比谷線直通の新型車両70000系を引き続き導入するとともに、既存車両20000系の内外装をリニューアルし、日光線・宇都宮線へ導入することも発表された。
日比谷線直通車両に関して、東武鉄道では2019年度までに車体長20m、片側4ドア、7両編成の新型車両70000系を計22編成154両導入し、片側3ドア(一部車両は5ドア)、車体長18m、8両編成の既存車両20000系(20000型・20050型・20070型)をすべて置き換える計画としている。
新型車両70000系は今年度、新たに6編成42両を導入する。置換えとなる20000系は内外装をリニューアルした上で、南栗橋駅以北の日光線および宇都宮線で新たな車両として2018年夏をめどにデビューする予定となった。
東武鉄道は2018年度、鉄道事業において総額360億円の設備投資を行い、車両新造・リニューアルや駅舎リニューアル、安全・安心な駅ホームの整備や鉄道の立体化を推進するなど「より安全で便利な、そして快適で使いやすい鉄道」をめざす。SL「大樹」が運行される鬼怒川線では今年度、大谷向~鬼怒川温泉間の各駅で昭和レトロ化工事を行い、車窓から「時空を超える旅」を感じ取れる演出でさらに魅力ある鉄道をめざすという。