トーマツ イノベーションは4月26日、「2018年度新入社員のキャリアに対する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年4月3~16日、調査対象は同社が東京・横浜・名古屋・大阪で開催した新入社員研修の受講者、有効回答は4,863人。
新入社員はワークライフバランス重視
今の会社での勤続意向を尋ねたところ、「できれば今の会社で働き続けたい」との回答は前年比2.4ポイント減の53.8%と3年連続で減少。一方、「そのうち転職したい」は同1.5ポイント増の16.7%、「(今の会社で働き続けたいか)わからない」は同1.1ポイント増の16.0%と過去最多を更新した。
今後3年間の働き方を聞くと、「定時に帰りたい」は同3.1ポイント増の42.0%と4年連続で増加し、初の首位を獲得。また子供が生まれたときの仕事との向き合い方についても、「それまでよりも残業や休日出勤を減らしたい」が41.0%と最も多く、ワークライフバランス重視の傾向が高まっていることがうかがえる結果となった。
今後のキャリアについては、「専門家」(33.4%)が5年連続首位となり、引き続き「管理職」(24.8%)を上回った。また「楽しく仕事をしていたい」(21.3%)、「まだはっきりしていない」(19.7%)と考える新入社員が増えていることもわかった。
スキルアップのために取り組んでいることでは、「スマートフォン、タブレットPC上で学習アプリを使って勉強をしている」(21.3%)が増加傾向にあった。さらに将来のキャリアを決めている新入社員ほど学習していることも明らかになった。
01:今後3年間の会社での労働時間について、あなたの考えに近いものを選んでください