野村不動産はこのほど、埼玉県川口市で推進している「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」の市街地再開発組合設立が、3月30日に埼玉県の認可を受けたことを発表した。

  • 南西方向より鳥瞰パース

同地区(JR川口駅東口から東へ約300mに位置した約1.1haの区域)では、2013年6月に市街地再開発準備組合を設立。2017年5月に都市計画が決定し、再開発組合設立に向けて事業を行ってきた。今回の組合設立の認可を受け、権利変換計画認可を経て、2023年3月の竣工を目指し、事業を進めていくという。

今後は再開発事業を通じて、川口の表玄関にふさわしい魅力ある商業業務機能の拡充、中心地区としてふさわしい土地の高度利用を目指し、商業業務施設、都市型住宅等の施設整備を行っていく。

  • 銀座通り商店街完成予想パース

商店街の活性化を目指し、銀座通り商店街に面した低層部分を主体に商業・業務施設を配置。高層部分には定住型を主体とした都市型住宅の整備誘導を図る。高齢化社会を見据えたバリアフリーなどの施設や整備も充実させるという。

さらに、老朽化建物が多いことから、建物の不燃・耐震化により防災性を向上させ、大規模災害時にも対応できる防災設備の設置も進めていく。地域貢献施設等の整備、東西通路の貫通、歩行者空間の充実なども予定しており、中心市街地としてふさわしい市街地環境の形成を図っていくとのこと。

同社は2013年8月に事業協力者として参画し、事業協力を行っている。今回、設立した市街地再開発組合ともに参加組合員として、住宅棟における住宅保留床の取得、事業推進における協力・支援を行っていくとのこと。

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