厚生労働省と文部科学省はこのほど、「2018年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」(2月1日現在)を発表した。

大卒内定率、前年比0.6ポイント増

大学生(学部)の就職内定率は前年同期比0.6ポイント増の91.2%となり、2000年3月卒の調査開始以降、同時期で最高を更新。このうち国公立大学は同0.9ポイント増の91.8%、私立大学は同0.6ポイント増の91.1%に上昇した。

  • 大学等卒業予定者の就職内定状況調査(出典:厚生労働省Webサイト)

男女別にみると、男子大学生の就職内定率は同1.1ポイント増の89.9%、女子は同横ばいの92.8%。国公立大学では、男子が同0.9ポイント減の90.6%、女子が同2.8ポイント増の93.1%。私立大学では、男子が同1.7ポイント増の89.7%、女子が同0.8ポイント減の92.8%となった。

短期大学の就職内定率は同1.4ポイント増の89.9%。高等専門学校は同横ばいの99.6%、専修学校(専門課程)は同1.1ポイント増の85.6%となった。

厚生労働省はあわせて、2017年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」(1月末現在)を発表。それによると、2018年3月に高校を卒業する生徒の就職内定率は同0.3ポイント増の94.3%となった。

高校新卒者の求人数は同11.9%増の約43万人、求職者数は同1.5%減の約17万3,000人、求人倍率は同0.29ポイント増の2.48倍。中学新卒者の求人数は同6.4%増の1,715人、求職者数は同4.0%減の907人、求人倍率は同0.18ポイント増の1.89倍となった。