エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)は3月6日、新しいビジネスクラスを搭載した777-200LRをドバイ=フォートローダーデール線に導入した。ビジネスクラス38席、エコノミークラス264席の2クラス制で、新しいビジネスクラスは2-2-2配列になっている。

  • 新しいビジネスクラスを搭載した777-200LRをドバイ=フォートローダーデール線に導入

    新しいビジネスクラスを搭載した777-200LRをドバイ=フォートローダーデール線に導入

ビジネスクラスは、エミレーツがすでに展開しているデザインと同様にフラットシートであり、より快適さを高めるために72インチにすることで既存のデザインよりも2インチ拡大した。シートは全面皮仕様で、シャンペンカラーにダイヤモンドステッチのパターンを施し、ヘッドレストも人間工学に基づいてデザインされている。

そのほか、機内エンターテイメント用のタッチスクリーン・コントロール、照明オプション、座席間のプライバシーパネル、靴収納エリア、フットレスト、個人用ミニバーなどが設備されている。機内食では路線に合わせて地域性のある料理を提供し、世界的に知られるワインやシャンパン、スピリッツなどもそろえている。

  • 777-200LRオリジナルのソーシャルエリアを設置

    777-200LRオリジナルのソーシャルエリアを設置

さらに新しいビジネスクラスには、777-200LRオリジナルのソーシャルエリアを設置。ミニラウンジエリアにはポテトチップスやサンドイッチ、フルーツなどのスナックや、様々なドリンクが用意されており、セルフサービスで自由に楽しめる。

777-200LRに搭載されたエコノミークラスは、ソフトグレーとブルーをメインとしたカラーにリニューアルされ、人間工学に基づいてデザインされたシートには、自由に調整できるフルレザーヘッドレストが備えられている。機内エンターテイメントは600本もの映画や数千もの音楽を備え、全てのクラスにWi-Fiとライブテレビが装備されている。

  • エコノミークラスはソフトグレーとブルーをメインとしたカラーにリニューアル

    エコノミークラスはソフトグレーとブルーをメインとしたカラーにリニューアル

同機は予定している10機の内の最初の機材であり、エミレーツ航空は10機の777-200LRを改装するために1億5,000万ドル以上を投資する。改装された777-200LRは、7月に就航するドバイ=サンティアゴ(チリ)線など、複数路線への導入を計画している。