お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が、4日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、平昌五輪後の日本の盛り上がりに苦言を呈した。
2月25日に閉幕した平昌五輪。日本は過去最高となる13個のメダルを獲得し、活躍した選手たちの話題がメディアで連日取り上げられている。松本はそのことに触れ、「みんなメダルとってカッコよかったし、美しかったし、すばらしいんですけど、あの後の日本国中のお祭り騒ぎが大嫌いなんですよね」と不満を漏らした。
さらに、「恩師が出てきてどうたらこうたらとか。(選手たちは)番組にも引っ張りだこになるでしょ? 僕が言うのもおかしいですけど、バラエティなんて出なくていいですよ」と持論を展開。「ああいう人たちはやっぱり競技をしている時が一番輝いてて、僕が言うのもおかしいですけど、あんまり見たくないんですよ。私生活の部分とか」と吐露する。
これらの発言は、女子レスリングの伊調馨が日本協会の栄和人強化本部長からパワハラを受けていたとされる問題が番組内で取り上げられたことを受けて。松本は、「これも含めて。そういうごたごたとかウラのところはあまり見たくない」と語るなど、選手たちに悪影響が及ぶことを心配しているようだ。
「だらだらいかずに、早く解決して伊調さんが集中できる環境を作ってほしいということぐらいしか言えない」と慎重に言葉を選んだ松本。「マスコミもこのニュースを連日やって、どうせまた面白がるんですよ。半分ね。そこもどうかと思うんですよ。本当に良くないよ。相撲も引っ張ったもんね。そこは切り離して考えてほしい」と訴えていた。