故・渡瀬恒彦さんが主演していたテレビ朝日系ドラマ『警視庁捜査一課9係』が、4月からV6・井ノ原快彦の主演で『特捜9』(毎週水曜21:00~)に生まれ変わることが19日、明らかになった。

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    (左から)田口浩正、吹越満、井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治=テレビ朝日提供

『警視庁捜査一課9係』は、06年4月にスタートした人気シリーズで、渡瀬さん演じる加納倫太郎率いる9係が、盤石のチームプレーで難事件を解決していくストーリー。

新たにスタートする『特捜9』は、倫太郎が内閣テロ対策室に派遣されたことでチームが解散するが、1年間の空白期間を経て、神田川警視総監(里見浩太朗)が、初動捜査から送検まで早期の事件解決を目指す独立した「捜査班結成」を指示したことで、浅輪直樹(井ノ原)ら元・9係のメンバーが再結集するという設定だ。直樹は主任となり、倫太郎の娘・倫子(中越典子)とついに結婚。原沙知絵演じる監察医・早瀬川真澄も登場する。

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寺尾聰

その班長・宗方朔太郎を演じるのが、寺尾聰。宗方は警視庁人事課に勤務していたが、数年前のとある事件を機に退職しており、今回、神田川警視総監による説得に応じて復職する。寺尾は、井ノ原、小宮山志保を演じる羽田美智子、青柳靖を演じる吹越満、矢沢英明を演じる田口浩正、村瀬健吾を演じる津田寛治というメンバー5人全員と初共演となる。

井ノ原は「『9係season12』の最終回が終わった時に、次はどうなるんだろうというのが皆の関心事でしたし、もし万が一続くのであればどういう形にするのがいいのか、皆がそれぞれに考えていたと思うんです。12年築き上げたものがあるわけですから、一番いい形で再集結したいと思っていました」といい、「その"一番いい形"については、まだ考える余地があると思うので、これから詰めていこうと皆で話しているところです。ただ、こうして集まることができたことは単純にうれしいですね」と心境を紹介。

その上で、「脚本を読んでキャラクターなどを決めつけて現場に行くと大変なことになる、それが『9係』の現場ですから、今回も撮影当日までどうなるかわからないという面白さがあります。新しい班長がいるということで、今までの関係性がこれまでとはガラッと変わるぐらいになっても面白いと思います。また新たなものが作り上げられると思いますね」と期待を語った。

大川武宏ゼネラルプロデューサーは「『特捜9』では『9係』で12年間培った個性派刑事たちによる『複眼捜査』の面白さをさらに高めていきたいと思います。また、今回どのような形でもう一度メンバーが集結するのかも見どころです。新しい船出にご期待ください」と呼びかけている。