エアバスは現地時間の2月5日、A330neoファミリーの最新機種であるA330-800が塗装を終えてロールアウトしたことを発表した。初飛行は2018年半ばを予定している。

  • エアバスA330-800の初飛行は2018年半ばを予定

    エアバスA330-800の初飛行は2018年半ばを予定

A330-800は、600機以上を送り出したA330-200の成功を基に構築されており、経済性と快適性を兼ね備えた250席クラス。先行して開発中の300席クラスのA330-900と99%の共通性を共有しており、運航者はネットワーク内で両方の航空機を使用することが可能となる。全てのA330は同じ生産ライン上に構築されており、市場の要求に応じて柔軟に対応できる。

同クラスの競合他社の機材と比べて、座席あたりの燃費を25%削減するほか、メンテナンスコストを削減し、A330の市場で最も優れた99.5%の動作信頼性を実現する。さらに、A350 XWBに搭載され受賞歴のある新しい客室「エアスペース(Airspace)」を導入する。そのほか、最新の機内エンターテインメントや新しいエントランス、広々とした天井と荷物入れ、ムード照明、静粛性の高い機内などを備える。

  • 先行して開発中の300席クラスのA330-900と99%の共通性を共有

    先行して開発中の300席クラスのA330-900と99%の共通性を共有

A330ファミリーはこれまでに1,700件以上の発注があり、毎年世界中で約100万便の飛行を行っている。今日では、1,400機近い機材が、国内線から長距離大陸路線まで、幅広いルートで世界中の118の顧客のもとで運用されている。