JR東日本秋田支社は26日、秋田港に入港したクルーズ船の乗客を秋田港駅から秋田駅へ輸送する「秋田港クルーズ列車」を4月から運行すると発表した。
秋田港へのクルーズ船入港に合わせ、4月18日から11月3日までの間でのべ14日間、1日に1~12本運行。秋田港駅には4両編成対応のホームを新設する。
クルーズ船の乗客を秋田港駅から秋田駅まで直通列車で輸送する取組みは、2017年にトライアル運行として初めて実施された。8月の「竿燈まつり」に合わせて5往復運行し、その後も運行継続の可能性について検討を重ねてきた。
秋田港駅は貨物専用駅であり、秋田駅まで直通列車を運行するにはJR貨物が保有する秋田港~土崎間の線路を走る必要がある。このため、JR東日本は同区間の第二種鉄道事業の許可を国土交通省に申請。1月26日付で東北運輸局から許可書の交付を受けた。
今後は4月以降の運行に向け、秋田県や秋田市と連携を図りながら具体的な実施内容の計画に移るという。