女優の木村佳乃が、きょう24日・31日に2週連続で放送されるテレビ朝日系ドラマ『相棒』(毎週水曜21:00~)の300回記念スペシャルで、人生初の剃髪姿を披露する。
元衆議院議員の片山雛子役を演じる木村は、同作に2年ぶりに登場。次期政権の中枢を担うはずだった時の官房長官をテロで失い、自ら議員辞職して政治の表舞台から姿を消していたが、今回は、元法務大臣で僧侶の瀬戸内米蔵(津川雅彦)が出所するや馳せ参じ、いきなりの出家を申し出る。
したたかで野心的な雛子は、杉下右京(水谷豊)をはじめ『相棒』に登場する"くせ者"たちと対等に渡り合うキャラクター。このまま大人しくただの尼僧に収まるはずもなく、その美しい剃髪姿で、衝撃とともにさまざまな想像を呼び起こさせる。
木村は「雛子を最初に演じたのは20代。長く演じている役は唯一これだけですから、私の俳優人生でとても意味のあるお仕事ですし、毎回とても温かく迎えてくださる現場で同じ役を継続でき、貴重で幸せなことだと思っています」と話しながら、「雛子のように転んでもただじゃ起きない女性を演じるのはなかなかおもしろいこと。今回、『雛子は出家します』と聞いたときは『えっ!?』と思いましたが、話の流れを考えると『なるほど』と納得しました。見かけは三蔵法師みたいで面白いですよ(笑)。津川さんにはかわいいと言っていただきうれしかったです!」と声を弾ませた。