女優の天海祐希がこのほど、都内のスタジオで読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ『天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~』(2月23日放送)の取材に応じ、周りにいる天才に、お笑いタレント・明石家さんまの名を挙げた。

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    天海祐希(左)と佐々木蔵之介=読売テレビ提供

このドラマは、世界に誇る大阪生まれの天才数学者・岡潔(佐々木)と、その妻・みち(天海)の夫婦の愛を、林誠人氏の脚本で描くもの。潔は、天才ゆえに誰からも認められず、数学に打ち込むあまり家計は火の車という状況だったが、みちはひたむきに支え、世界からの評価、そして文化勲章受章へ導いていく。強い女性の役が多い天海だが、今作では、思い悩みながら夫を全面的に支えるという役柄に挑む。

タイトルにちなみ、周りにいる天才を聞かれた天海は「生瀬(勝久)さん作のさんまさんの舞台を観に行って号泣したんです。明石家さんまさん、天才って…」と回答。「あの舞台を観て、この人は本当に天才なんだと思って…。この感激をどうしても伝えたくて、号泣しながら楽屋にごあいさつに伺ったんです(笑)。そしたら『怖かった』って言われました(笑)」と引かれてしまったことを明かした。

さらに、佐々木の舞台でも「すごく天才に近いと思いました」とほれぼれ。ここでも、その感動を伝えようとするも、疲れているところに押しかけるのは申し訳ないと、思いを押し殺していたところ、佐々木から「ありがとね」とメールが来たことから、「ここぞとばかりに自分思いを書いて…(笑)。『ごめんね、疲れていると思ってメールしないで、自粛していたんだけど、こんなところが良かった』って…。すみません。そういうところが面倒くさいですよね(笑)」と反省した。

それでも佐々木は「『マクベス』をやったとき? 本当に自分の思いをストレートに言ってもらって、あれは支えになりました。『あんた、大変な芝居やってんやから、喉をケアするものが絶対にいるから事務所に送る』って…」とメールの内容を明かしながら、「自分のことじゃないことにここまでやってくれる熱さには感謝しています」と、熱い思いを受け止めていた。