女優の吉岡里帆が、田村正和主演のフジテレビ系スペシャルドラマ『眠狂四郎』(2月17日21:00~23:10)で、時代劇に初挑戦することが21日、明らかになった。

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『眠狂四郎』に出演する吉岡里帆=フジテレビ提供

『眠狂四郎』は、柴田錬三郎の豪剣小説で、1956年から『週刊新潮』で連載スタート。その後、何人もの名俳優が演じ、田村は1972~73年に放送された関西テレビ制作・フジテレビ系列の連続ドラマに主演した。

そんな田村主演で半世紀ぶりに復活する今作は、伝説の剣を操る孤高の眠狂四郎(田村)が、江戸に戻り自らの出生や運命に立ち向かい、シリーズ史上最強の敵となる、狂四郎と同じ円月殺法を使う妖術の使い手・加賀美耀蔵(椎名桔平)が立ちはだかる。

吉岡が演じるのは、武家の娘・操(みさお)役で、ある日突然、狂四郎の前に現れ、狂四郎のことを「父上」と呼び、皆を驚かせる。美しく快活な娘で、狂四郎を慕いますが、本当の娘なのかは分からないという役どころだ。

田村と初共演となる吉岡は「田村さんは、私の中では"生きるレジェンド"と言いますか、『本当に実在されるんだろうか?』と思うくらいの銀幕スターという存在です。そんな田村さんのお芝居をそばで見られること、眠狂四郎として存在していらっしゃるお姿を拝見できることは、役者としてとても貴重な経験で、一生忘れることのない時間を過ごしているんだろうなとかみ締めています」と感激。

撮影所近くの京都・太秦で育ち、18歳の頃にはエキストラ出演したこともあるだけに、時代劇は念願だったそうで、「表現がとても難しかったのですが、微妙な機微やニュアンスは、撮影しながら日本人が忘れかけている仕草やあり方を学ばせていただきました」と、収録を振り返った。

編成企画の加藤達也氏は「吉岡さんのもつ聡明さと、可憐さ、それでいて、お芝居をすると変幻自在に雰囲気が変わるミステリアス面もある、吉岡さんしかいないと今回はオファーさせていただきました」と起用理由を明かし、「撮影現場でも田村さんとのお芝居の呼吸もぴったりで、その掛け合いにも注目していただければと思います」と予告している。

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(C)フジテレビ