ブリティッシュ・エアウェイズは英国時間の1月8日、World Traveller(長距離線エコノミークラス)の機内食を始めとしたケータリングへの数百万ポンドの投資を発表した。ウェルカムドリンクとともに提供されるプレッツェルを提供するほか、前菜・主菜・デザート・チーズの4コースミール、クッキーをロールパンと水のボトルとともに提供、マグナムのアイスクリームなどを展開する。

  • 日本路線の機内食の一例

    日本路線の機内食の一例

半年ごとに刷新される新たなケータリング内容は、1月17日のBA117(8:25ヒースロー発/ 11:30ニューヨーク着)より利用できるようになる。これまでWorld Travellerクラスを利用者には、飛行時間や出発時間に合わせて、スナック、3コースミールまたはより軽い食事・温かいお飲みもの・冷たい飲みもののサービスを展開してきた。今回は、量・質ともに満足できる機内食メニューとともに、フライト中楽しめるスナックのオプションを刷新した。

  • 新たな投資によってケータリングの量・質ともに改善

    新たな投資によってケータリングの量・質ともに改善

新たな機内食としては、ウェルカムドリンクとともに提供されるプレッツェル、前菜・主菜・デザート・チーズの4コースミール、ロールパンと水のボトルとともにクッキーの提供、フライトの距離によって提供される二度目の機内食・スナック、旅行先にちなんだ機内食のオプション、マグナムのアイスクリーム、チョコレートやポテトチップスの入ったお菓子セット、夜間フライトで提供される温かい朝食、長距離線で提供されるスナックボックス、バーにて無料で提供される飲みもの、などが対象となっている。

ブリティッシュ・エアウェイズのブランド・顧客体験の責任者であるキャロライナ・マルティノーリ氏は、「この度の新たな投資によって、ケータリングの量・質ともに改善し、よりおいしいお食事とスナックをご提供できるようになりました。新しくなった4コースはブリティッシュ・エアウェイズのシェフにより3万5,000フィートでもおいしく感じていただけるよう工夫されており、フライト先に因んだ機内食もご用意しています。フライトの時間に合わせ、二食目の機内食ではサンドイッチ、またはピザラップがスナックとともに提供されます」とコメントしている。

  • プレッツェルと飲みものでお出迎え

    プレッツェルと飲みものでお出迎え

まずはプレッツェルと飲みもので迎え、その後、料理の一例としてクスクスサラダ、チキン・キャセロールのエールソース添え、コルカノンマッシュ、季節の野菜による4コースを提供。また、デザートの一例としてキャラメルチョコレートムースがクッキー、チーズとともに提供される。

日中にロンドンを出発する際には、マグナムのアイスクリームが提供される。夜間に出発の場合は、Dairy Milk Buttons、Twix、Kit-Kats、Mini Cheddars等が入ったお菓子セットが提供され、ギャレーにおいても自由に楽しめるようになる。

  • 日中にロンドンを出発する便ではマグナムのアイスクリームを提供

    日中にロンドンを出発す便ではマグナムのアイスクリームを提供

また、各ネットワークに合わせた機内食も用意。一例として、日本・中国・香港・韓国とロンドン間の路線ではチキンのスパイシーソース添えが提供され、チェンナイ・ハイデラバード・ムンバイとロンドン間の路線ではチャンナ豆とインド風料理が提供される。また、中東線(アブダビ・バーレーン・ドバイ・クウェート・オマーン・カタール・サウジアラビア)ではスパイシーなアラビックソースを添えたチキンを楽しめる。朝食も地域に合わせて、例えば東アジア路線では中華鶏粥、インド路線ではイドリ、サンバール、ウプマ、ドーサを提供する。

  • インド風料理の一例

    インド風料理の一例

  • 中東路線での一例

    中東路線での一例

特別機内食の希望者には引き続き、出発の24時間前からオフィシャルサイトにて予約を受け付ける。さらに幅広い選択肢を希望する場合、ロンドン・ヒースロー空港出発の24時間前までにメインディッシュの事前予約・購入が可能。グルメ・ダイニングは18ポンド、テイスト・オブ・ブリテン、テイスト・オブ・ザ・ファー・イーストは16ポンド、グレート・ブリティッシュ・ブレックファスト、ヘルシー・チョイス、ベジタリアン・キッチンは15ポンドにて購入できる。

ブリティッシュ・エアウェイズは、今後5年にわたり45億ポンドの投資を実施する。最高品質のWi-Fiの導入、各シートへのコンセントの設置、128機の長距離線機体の内装の一新、72機の新機体の受領が投資対象となっている。また、Club World(長距離線ビジネスクラス)では、ワンランク上の機内食の提供と、ラグジュリアスなWhite Companyのベッディング、また、2019年には通路に直接アクセスできる新しいシートの設置といった6億ポンドの投資が予定されている。