■総評
調査の結果、子どもの服のお下がりをあげたことがあると回答した人は70.8%と、7割以上があげたことがあることがわかった。子どもの服のおさがりを誰にあげたか、という問いに対しては、1位「友人」(71.6%)、2位「兄弟・姉妹」(29.7%)、3位「親戚」(23.6%)、4位「その他(自由回答)」(6.1%)、5位「親」(4.7%)となった。「その他(自由回答)」には、「オークション」「子育て支援施設」「市内のバザー」などの回答があった。
どのような経緯で子どもの服をあげることになったか、という質問には、「サイズアウトなどで着なくなった、など」が22.3%で最多となった。以下、「欲しいと言われた」(16.2%)、「知人に子どもが生まれるなどした際に/必要としている人がいたので、など」(12.2%)、「捨てるにはもったいないから」(11.5%)、「あげたり、もらったりをしている」(6.1%)、と続いた。「その他」は7.4%、「特になし/回答なし」は23.0%だった。
やはり、着なくなった服をそのまま捨てることに抵抗があるという気持ちで、あげている人が多く見られた。また、ストレートに「欲しいと言われた」とする答えも多かった。
「あげて助かったこと、後悔したこと」では、大多数の人が後悔したことよりも、助かったことを挙げている。具体的には、「家が片付く」「有効利用してくれて嬉しい」「感謝される」「喜んでくれた」「捨てる罪悪感から解放される」などの声が並んだ。
一方で少数ながら、あげたことを後悔しているというコメントもあった。「ありがた迷惑のようだった」「転売された」「くれくれ攻撃を受けるようになった」など、受け取った相手との気持ちの齟齬に悩んでいる様子がうかがわれる。
成長期の子どもの服は、すぐに着られなくなるもの。タンスの肥やしになったり、綺麗なまま捨てるよりも、もし着てもらえる機会があるのなら、それに越したことはないだろう。成熟した人付き合いの元で、あげる人ともらう人それぞれが互いにハッピーになれるような関係が築けたのなら、それはとても素敵なことかもしれない。
調査時期: 2017年11月7日〜2017年11月24日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生以下の子どもを持つ女性)
調査数: 209人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません