三井住友カードはこのほど、「お年玉に関する親子意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年11月22日~12月4日、有効回答は小学生の子供をもつ人300人。

親が妥当だと考えるお年玉、「5,000円以下」が最多

小学生の子供を持つ親に、子供のお年玉(総額)はいくら位が妥当だと思うか尋ねたところ、「5,000円以下」が最も多く38.1%。一方、子供に希望するお年玉の総額を聞くと、「5,000円~1万円」が30.1%で最多となった。

  • 子供のお年玉(総額)はいくら位が妥当だと思うか(対象:小学生の子供をもつ男女(n=257名))

  • お年玉は総額いくら位ほしいか(対象:小学1~6年生(n=226名))

親が妥当だと考えるお年玉の平均金額は1万2,969円、子供が欲しがっている金額は2万978円で、両者の間に約8,000円のギャップがみられた。また子供のお年玉が「多い」と考えている親は40.0%で、「少ない」は22.3%にとどまった。

お年玉の使い道については、親が使ってほしいものは、1位「貯金」(58.0%)、2位「本人(子供)が欲しいもの」(24.7%)、3位「本」(13.7%)。一方、子供が使いたいものは、1位「おもちゃ・ゲーム」(60.1%)、2位「貯金」(19.6%)、3位「本」(5.4%)となった。同社は「子供がお年玉をすぐに使い切ってしまう、『お年玉浪費』傾向が伺える」と分析している。

子供のうちから金銭教育は必要だと考えている親は95.1%。しかし、実際に子供への金銭教育を「行っている」親は22.3%にとどまり、「行っていない(「ほとんど行っていない」含む)」親が77.7%に上った。金銭教育を行っていない理由は、「教えるのはまだ早い」は53.6%と最も多く、次いで「何を教えていいか分からない」が17.7%となった。