お笑い芸人・ロバートの秋山竜次が主演を務める、テレビ東京系スペシャルドラマ『黒い十人の秋山』が26日に放送され、話題を呼んだ。
同作は、様々なクリエイターに扮する連載「クリエイターズ・ファイル」なども好評な秋山が、ドラマ単独初主演で、日本ドラマ史上初かもしれない1人10役に挑む。嵐の夜、離島のホテルで起きた殺人事件。閉じ込められた容疑者が全員ロバート秋山というドラマで、秋山はオペラ歌手、美人秘書、外国人画家、建設会社社長、美容整形外科医、サーファー、プロゴルファー、ファッションモデル、猫を飼う男、トータル・ファッション・アドバイザーに扮する。
次々と姿を変えて現れる秋山に、序盤からTwitterは「秋山がゲシュタルト崩壊」「秋山が気になって話に集中できないww」「最初からもうやばい」「よく笑わずに演技できるな……」と笑いを堪えきれないという声で溢れる。
終盤の謎解きシーンは「作中では秋山が演じる人物はすべて別人として認識されているが、視聴者は秋山が演じていると知っている」という点を利用した、映像ならではの叙述トリックともいえるどんでん返しの展開に。名作オマージュや秋山の人数に関する小ネタなども散りばめられた。
Twitterでは、見終わった視聴者の「まさかのどんでん返し」「最高すぎた」「どんでん返しを何回もかけてくるとは……」「真面目にゾワッとした!」「最初から確認したい」と多くの興奮が書き込まれた。また秋山の演じ分けと、10人そろった時の合成技術がなければ成立しない作品だったために「合成の違和感がなさすぎる」「秋山の演技力がすごい」「違和感が仕事しない」と感嘆の声が上がっていた。