男女共同参画社会を目指す一方で、家庭と仕事との両立に苦しんでいる女性も多いはず。そこで本稿では、ライフミッションコーチ協会の「生きがいと働き方」に関する調査結果を紹介する。果して、仕事にやりがいを感じている女性はどのくらいいるのだろうか。

調査は9月27日~10月7日、主にライフミッションコーチ協会認定講師発行のメールマガジン読者層を対象に行われ、448名の有効回答を得た。

求めるものは、場所と時間の柔軟性

  • ライフミッションコーチ協会「働く女性の生きがいと働き方」  今の仕事にやりがいを感じているか

    今の仕事にやりがいを感じているか

調査の結果、今の仕事にやりがいを感じている人は64%(「非常に21.7%+やや42.4%」。どんな時にやりがいを感じるのか聞いたところ、「お客様に喜ばれたり御礼を言われた時」(78.3%)や「自分の才能や強みを生かした趣味や仕事」(69.9%)と回答した人が多かった。

  • ライフミッションコーチ協会「働く女性の生きがいと働き方」  管理職などリーダー的ポジションに就きたいか

    管理職などリーダー的ポジションに就きたいか

管理職などリーダー的ポジションに就きたいか聞くと、41.5%が「いいえ」と回答。その理由を尋ねると、「自分らしい働き方ができなくなるから」(47.3%)が最も多く、次いで「今の仕事が自分がやりたい仕事ではないから」(37.6%)、「忙しくなりたくないから」(28.0%)と続いた。

  • ライフミッションコーチ協会「働く女性の生きがいと働き方」  自分らしく働く・仕事をしやすい環境とはどういう状況か

    自分らしく働く・仕事をしやすい環境とはどういう状況か

では、「自分らしく働く」「仕事をしやすい環境」というのはどういう状況なのか。結果は、「生活スタイルに合わせ、時間の自由がききやすい(育児休暇、産前産後休暇、介護休暇等)」(78.1%)、「生活スタイルに合わせ、仕事をする場所の自由がききやすい(テレワークなど)」(67.0%)、「自分のビジョン(やりたいこと、実現したい世界)と、会社が目指しているビジョンの重なり度合いが大きい」(64.5%)が上位に。やはり、勤務時間や勤務場所の柔軟性を求める声が多いことがわかった。

「幸せ起業」講演会開催

今回開催される「幸せ起業」講演会は、女性がライフミッション(人生の使命)を見つけ、お金のためではなく、また、子育てなどの時間を犠牲にすることもなく、パートナーに応援されながら起業するにはどのようにしたらいいのかなど、「幸せな企業の仕方」がテーマとなっている。講師は、同社代表理事である叶理恵氏。

開催日時は、12月23日13時~。グランドニッコー東京台場の地下1階「ヴァンドーム」で開催される。