女優の井上真央が16日、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『明日の約束』(19日21:00~最終回)のクランクアップを迎えた。

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    『明日の約束』主演の井上真央=カンテレ提供

生徒の自殺をきっかけにさまざまなトラブルに遭遇しながら、自身の過干渉な母親との関係に悩む、スクールカウンセラー・藍沢日向を演じた井上。最後のシーンは、教師役の及川光博とともに、ロケ地の茨城県内の高校の体育館で、全校生徒にメッセージを送るシーンで、3カ月半に及ぶ撮影を終えた。

拍手の中、スタッフから花束を贈られた井上は「生徒の皆さんと先生方に見守られながらクランクアップできて、うれしいです。1つの作品を作ることの難しさも大変さも、今回あらためて感じることができましたし、また自分の中でたくさんの課題ができたと思います」とあいさつ。「それでもやっぱり、1つのゴールを目指してみんなで山を登っていく現場は、本当に楽しいなと思いました。ありがとうございました」と、2年ぶりの連ドラ主演となった撮影を振り返った。

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日向に協力しているかと思いきや、陰では自殺した生徒を孤立させるきっかけを作っていた教師・霧島直樹を演じた及川は「20年以上続けてきてもうまく行かないことばかりですし、どんな現場でも本当に学び続ける商売だなとつくづく感じました。真央ちゃんや生徒諸君、キャストの皆さんとご一緒できてたくさん刺激をいただきました」と感謝。

そして突然、「ミッチーからのおねだり」と切り出すと、担任した1年B組の生徒らを周りに集め、「1年B組、霧島せんせ~い」と『金八先生』ばりの声で締め、場を盛り上げた。

これで、全キャストがクランクアップ。あす19日に放送される最終話は、絶望する自殺した生徒の母・真紀子(仲間由紀恵)を訪ねた日向が、自分も幼いころから親のゆがんだ愛情に苦しんできたと告白し、「高校生の時、母にいなくなってほしいと思った」と、母・尚子(手塚理美)との関係を話し始める。そして日向は学校で、「私がこの出来事の中で、いまいちばん許せないと思っている人がいます」と切り出し、生徒や教師たちの間にざわめきが広がる。

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