東京メトロは12月30日に予定している銀座線上野駅のリニューアル完成に先立ち、同駅構内にあった商業施設「Echika fit(エチカフィット)上野」を12月14日に再オープンさせると発表した。同日に駅構内でパブリックアートも公開される。

  • 「Echika fit 上野」完成イメージ

「Echika fit 上野」は上野駅のリニューアル工事にともない2015年3月に営業終了していたが、2年9カ月ぶりに営業再開。ベーカリー、おにぎり店、カフェ、ドラッグストア、雑貨店の5業種5店舗が開業する。開業当日は上野駅構内でチラシ入りのオリジナルクリアファイルを配布するほか、各店舗で開業記念特典も用意。12月14~25日に各店舗で1,000円以上買い物すると、「エチカちゃん」オリジナルキーホルダーがもらえる。

同じく12月14日に公開されるパブリックアートは、縦約2m、横約8.5mのステンドグラス作品。金属工芸家の宮田亮平氏が原画を描き、エヌケービー クレアーレ熱海ゆがわら工房が制作を手がけた。明治時代から学術や芸術に関連する文化施設が設置され、文化拠点として発展してきた上野エリアをテーマにした壮大な作品になるという。

宮田亮平氏によるパブリックアート作品は銀座線末広町駅にも設置され、12月20日に公開予定。こちらは「伝統と未来が共存する歴史の海をイルカがゆったりと泳ぐ雄大な様子」を陶板レリーフと金工で表現した作品だという。今後も銀座線でパブリックアートの設置を進め、2020年度には銀座駅と外苑前駅での設置・公開を予定している。