年末恒例のテレビ朝日系バラエティ特番『無人島0円生活2017』(29日18:30~23:10)で、お笑いコンビ・よゐこと対戦することが決まった、破天荒ディレクターの"ナスD"こと同局の友寄隆英氏。実は、同企画を14年間裏方として支え、「とったど~!」の叫びで一躍人気者となった濱口優のキャラクターを作り出した人物だった。
ナスDは、同局系『陸海空 地球征服するなんて』(毎週土曜21:58~)で、世界の部族に密着潜入していく企画「部族アース」に出演すると、破天荒な行動で話題に。部族の取材中、美容に効くと聞いて、一生落ちないという染料を自ら全身に塗ってしまい、肌が"ナス色"になってしまったことが、"ナスD"という呼び名の由来だ。
そんなナスDを、濱口は「僕を作った"博士"」と表現。「いま着てる茶色い服、15年くらい着てますけど、これナスDのお兄ちゃんの服ですから。急にある日『これ着てください。僕のお兄ちゃんの服なんですけど』って」と衝撃の事実を明かした。
それだけに、濱口にとっては「お仕事の人で、唯一ご飯に誘える友達」という仲だそうで、「昔、ナスDの飼い犬を足でなでてすげぇ怒られたことがあります」と友達付き合いが近すぎるエピソードも披露。『無人島0円生活』の取材を受ける際、打ち合わせではナスDの裏話で大盛り上がりするものの、結局使われないパターンが多いといい、「これを機会にナスDのこと全部言います」と宣言した。
一方の有野は「20代の頃はシュールなコントをするよゐこだったけど、ちびっ子や大人の人気がついたのは、濱口さんの無人島や節約生活のキャラクターからですよね」と、"博士"の功績に感謝。後輩からは、よゐこのキャリアでいつまでも体を張る仕事を続けることにクレームも来ているそうだが、「(『無人島0円生活』は)出世作なんで、僕らにとって寅さん。劇場版もやればいいんじゃないかな」と話した。
濱口は「(母体番組の)『黄金伝説』が終わって『陸海空』が始まったときに、いよいよは終わるんだなと思ってたんですけど、1回離れたと思ったら、すごい勢いでべチーン!って戻ってきた」と独特の表現で紹介。かつてナスDに「ヨボヨボになって無人島行ってる姿を僕は撮りたい」「無人島バージョンのバカ殿を目指しましょう」と言われたことをしみじみと振り返りながら、「まさかその人が自分で出るとは思わなかったです」と、あらためて敵となることを実感していた。