俳優の三浦春馬がまさかの"童貞"役に挑んでいるテレビ朝日系ドラマ『オトナ高校』(毎週土曜23:05~)。2日に放送された第7話では、まさかのWブッキングに同棲生活、そしてラストに衝撃のキスと、急展開の連続に視聴者も大盛り上がりとなった。テレビ朝日の貴島彩理プロデューサーが、撮影現場の裏話を含め、第7話を"復習"する。
童貞を脱したら即卒業という「オトナ高校」に強制入学させられた、東大卒のエリート童貞(通称・チェリート)の英人。前回の第6話ラストで、スペアこと真希(黒木メイサ)に人生初の告白をかましたが、その後、真希と、副担任のさくら(松井愛莉)から同タイミングで日曜夜の食事のお誘いメールが。月曜からのニューヨーク出張に参加したい英人は、日曜中に童貞を卒業したいがあまり、チェリートのくせにデートをWブッキングするという"クソ行動"に出る。
当日は「仕事の電話がかかってきた」と稚拙な言い訳で席を外しまくって案の定あっさりバレ、視聴者からも「さすがチェリート、ちょっと成長してかっこよくなってきたかと思いきや安定のクズさ!!!」「ダブルブッキングかよ最低だなw」「童貞のくせに女に二股www」「何てバカなんだチェリート…」「クズすぎるwww」と爆笑する声が相次いだ。
そんな中、急展開で英人とスペアは同棲することに。しかし、重たすぎる思考のスペアと、自分勝手で潔癖症すぎる英人は、お互い一歩も譲らず、「男と女が付き合うって一体何なんだ」という迷宮に迷い込んでしまう。そこに、2人の同棲を快く思わないさくらとED童貞部長・権田(高橋克実)が動き出し、ドロドロ四角関係は混迷状態に…。
第7話は、"同棲あるある"が次々に盛り込まれ、友人の新婚家庭を取材したという貴島Pは「思った以上に"しょーもないこと"でケンカしてしまうということが分かったので、英人が潔癖症だと発覚して『一度使ったタオルは洗濯しろ』『帰ってきた格好のままベッドに座るなんて不潔』と怒り出したり、逆に料理に美味しいというどころか『星3.1』と評価された真希がブチギレる、などのシーンを入れました」と言い、「現場でもキャストスタッフが『あ~あるあるある!』と恋愛・同棲トークで盛り上がりました」と振り返る。
英人の潔癖ぶりは、Wブッキングに続いて、視聴者から「クソ野郎だwwww」「これは一緒に住めない」「本当にモテない要素しかないw」と非難の声が殺到する一方、「でも私も外着でベッド座られるの嫌だしバスタオルも1回ごと洗わないと嫌なんだが」「外着でベッドとバスタオルはチェリート君に同意」と共感の声も。
また、スペアの服を脱がそうとする英人の"ジッパーを外そうとする指"に対して、「指キモイチェリートwww」「あの指笑える」「春馬くんの服脱がせる指のキモさwww吹いたwww」と、SNSが盛り上がった。この指の形は、三浦のアドリブだそうで、「スタッフも大爆笑になりました」(貴島P)と現場の様子を明かす。
その後、卒業実績の責任を取らされ、クビを通告された担任の翔馬(竜星涼)を、生徒たちが励ますサプライズシーンには、視聴者から感動の声が。貴島Pは「"まるで学生のように"深夜のオトナ高校ではしゃぎ、笑いあう英人たちの姿は、1話であんなに嫌々やってきて、プライドで塗り固められて、お互いをバカにしあっていた彼らの姿とは、まったく違うもの。人は何歳になっても心のどこかに純粋な部分があって、いつもは素直に出せないけれど、オトナ高校で過ごすうちに角がとれて、少し魅力的に成長した英人たちの笑顔に、何かを感じていただけたら」と狙いを説明した。
そしてラストシーンは、さくらから英人への衝撃のキス。貴島Pは「松井愛莉さんが、めちゃくちゃ緊張していたのが、かわいらしかったです。黒木メイサさんが『緊張しててかわいい』とほっこりしており、撮影現場では、三浦さんが『大丈夫だよ!』と優しくフォローする場面も。それぞれの役柄とご本人のギャップに、こっちもほっこりでした」と、和まされたそうだ。
9日に放送される次回は、いよいよ最終話。オトナ高校が突如閉校となり、クビになる翔馬のためにもと、英人は全員で卒業することを目指して奔走するも、英雄気取りであさっての方向に頑張る姿に、真希は幻滅し、同棲を解消。そこへ権田が急接近を図る。
さらに、翔馬はスナックの立ち退き要請で自暴自棄、さくらが失そう、ドロドロと複雑に絡み合う何角関係もの渦と、クライマックスで混迷を極める展開に。貴島Pは「笑って笑って最後に泣ける(!?)、オトナ高校らしい衝撃のラストにご期待ください」と予告した。