お笑い芸人・ロバートの秋山竜次が主演を務める、テレビ東京系スペシャルドラマ『黒い十人の秋山』(12月26日23:30〜)の追加出演者が2日、明らかになった。
同作は、「クリエイターズ・ファイル」などで細かいキャラクターの作り込みとなりきりぶりに定評のある秋山が、ドラマ単独初主演で、日本ドラマ史上初かもしれない1人10役に挑む。嵐の夜、離島のホテルで起きた殺人事件。閉じ込められた容疑者が全員ロバート秋山というドラマで、秋山はオペラ歌手、美人秘書、外国人画家、建設会社社長、美容整形外科医、サーファー、プロゴルファー、ファッションモデル、猫を飼う男、トータル・ファッション・アドバイザーに扮する。
捜査一課の女刑事・桐島さなえ役の仲里依紗は、「もともと、秋山さんとクリエイターズ・ファイルの大ファンだったので、今回は、私にとって夢のような企画」と喜びを表す。部下の刑事・取手健役の満島真之介も「どこを見ても秋山さん。でも、そこには秋山さんじゃない十人がいます。秋山さんの持つ洞察力と具現化していく表現力に脱帽です」と秋山を絶賛した。
今回の被害者・本庄一郎を演じる滝藤賢一は「『なんて攻めている企画なんだ、テレビ東京さん!』と迷うことなく受けさせて頂きました」とノリノリの様子。さなえの従姉・桐島ケイ役の堀内敬子は「コントにならないようにがんばりました」、ホテルのオーナー・大城武史役の山内圭哉は「リアリティーが必要だと思ったので、なるべくステレオタイプな芝居にならぬよう意識してのぞみました」と、共演者陣の芝居への意識も普段とは違ったことをうかがわせた。
また、同局 濱谷晃一プロデューサーは、豪華出演者陣のOKに驚き、「特に仲里依紗さんは、 来期に主演ドラマも控える実力派女優だしお断りされるのでは...と心配していましたが、企 画をオファーして2時間後くらいにはOKのお返事が来ました(笑)」と明かす。「10 人分のメイクチェンジと合成撮影の結果、超過酷な現場になってしまいました...。にもかかわらず皆さんが嫌な顔せずに素晴らしい演技をして下さった」と感謝を表した。
(C)テレビ東京