日経BPコンサルティングは11月29日、「大学ブランド・イメージ調査 2017-2018 九州・沖縄・山口編」の結果を発表した。九州・沖縄・山口編の対象大学は主要55校、調査期間は2017年8月2~8月31日、有効回答はビジネスパーソン2,774人。

九州大学が11年連続1位

九州・沖縄・山口編における「大学ブランド力」ランキングの結果、九州大学(国立/大学ブランド力(偏差値)93.9ポイント)が初回から11年連続で1位を獲得。以下、2位は熊本大学(国立/71.3ポイント)、3位は福岡大学(私立/64.1ポイント)、4位は西南学院大学(私立/63.6ポイント)と続いたほか、5位に昨年9位だった立命館アジア太平洋大学(私立/60.6ポイント)が入った。

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昨年からの「大学ブランド力」上昇率をみると、1位は熊本大学で6.2ポイント上昇、2位は立命館アジア太平洋大学で4.9ポイント上昇、3位は鹿児島国際大学(私立)で2.7ポイント上昇となった。

大学に関する49項目のイメージについて各大学の得票率をみると、「他大学にはない魅力がある」「個性的である」では琉球大学(国立)がトップ。同校は2018年に法文学部と観光産業科学部を再編する「国際地域創造学部」の設置が認可されており、同社は「沖縄という独自文化、土地柄をいかす教育・研究がますます強化されることが期待されるといえる」と分析している。

「グローバル」のイメージが強い大学の1位は立命館アジア太平洋大学で、同校は「いま注目されている、旬である」「コミュニケーション能力が高い」でも首位を獲得した。留学生が多く、彼らとのコミュニケーションが活発であることなどが評価につながったとみられる。