日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)、オーテックジャパンは、より長く日産のパフォーマンスカーを乗り続けられるようにサポートをする活動「NISMO ヘリテージ」を開始するとともに、製造廃止になった部品を「NISMOヘリテージパーツ」として、12月1日に発売すると発表した。

  • 「R32型 スカイラインGT-R」

「NISMOヘリテージ」は日産、ニスモ、オーテック(ニスモ・カーズ事業部)の3社とサプライヤーが共同で、製造廃止になった部品の再供給を検討し、日産のパフォーマンスカーを少しでも長く乗り続けられるよう、可能な範囲でサポートする活動。第1弾として、1989年8月から1995年1月にかけて販売された「R32型 スカイラインGT-R」を対象に、「NISMOヘリテージパーツ」を日本国内で発売する。

「R32型 スカイラインGT-R」の専用部品のうち、走行や車検に必要不可欠な重要部品を中心に、すでに製造廃止となっている部品について再生産・再供給を検討した結果、まずはハーネス、ホース/チューブ、エンブレム、外装部品など、約80部品から販売を開始するとのこと。

  • 「R32型 スカイラインGT-R」専用部品の「フロントバンパー」と「エンブレム」

当時の部品を供給していたサプライヤーの中には継続生産が困難な会社もあり、当時と同じ状態で生産することは難しいため、再生産で対応できないものは代替、リプレイス、リビルトやオーバーホール、NISMOチューニングパーツでの対応を検討していく。

なお、この「NISMOヘリテージ」活動は継続しており、R32型のアイテム追加およびR33、R34型GT-Rへの拡大を検討していく予定だ。