お笑いタレントの"キム兄"こと木村祐一が、俳優・役所広司が主演を務めるTBS系日曜劇場『陸王』(毎週日曜21:00~)に、ランニングシューズ「陸王」の開発を左右するキーマンとして出演することがこのほど、明らかになった。19日放送の第5話から登場する。

ニューイヤー駅伝のシーンに登場する山崎賢人、役所広司、木村祐一(左から)

『半沢直樹』や『下町ロケット』で知られる池井戸潤の同名小説を原作とする同ドラマは、かつては隆盛を誇った倒産寸前の足袋業者「こはぜ屋」が、仲間たちと共に復活を目指し、ランニングシューズの開発に挑んでいく物語。主人公の「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その長男・宮沢大地を山崎賢人、実業団「ダイワ食品」陸上競技部員・茂木裕人を竹内涼真が演じている。

このたび、マラソンシューズ「陸王」のアッパー(靴の足の甲をおおう部分)に適した素材を持つ編み物会社「タチバナラッセル」の社長・橘健介役に、ドラマや映画でも活躍している木村祐一が決定。「タチバナラッセル」は編み方の新技術で特許を持っている会社で、その素材が「陸王」のアッパーに最適なのではないかと、宮沢は橘を訪ねる。

木村は「とてつもなく素晴らしい作品の、とんでもなく素敵な役のオファーを頂戴し、大感謝であります」と喜び、「脚本を読むにあたり、全ての登場人物に対し『何ちゅうええセリフや!』と、興奮と感動を覚えております。また、原作の池井戸潤先生とは同級であることもうれしく思っています」とコメント。「撮影では関係各位に敬意を表しながら、視聴者の皆様にご納得していただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」と意気込んでいる。

なお、木村はTBSでは、2010年に日曜劇場『新参者』に出演、2015年には年末ドラマ特別企画『赤めだか』に出演し、本作のプロデューサー・伊與田英徳氏とタッグを組んでいる。

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