お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が、12日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で『72時間ホンネテレビ』について触れ、テレビ業界の現況を嘆いた。
元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)が出演し、AmebaTVで過去最高となる7,400以上の総視聴数を記録するなどネット上で反響を呼んだ『72時間ホンネテレビ』(11月2~5日)。松本は6日、自身のツイッターで「バラエティはいよいよ大変だ。でもさ。でもやん。テレビで腹痛いぐらい笑わせたいやん。それが人志少年の夢やったからな」と投稿。司会の東野幸治(50)は、フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』の終了が発表された時期でもあったことからその真意を探った。
松本は、「いろんな意味合いがこもっていますよ」と切り出し、「子供時代はテレビっ子でしたから。テレビですごく笑わせてもらった。恩返しじゃないですけど、僕もテレビで面白いことしたいなと思うんやけれども、なかなかやりにくい状況が続いているということを、人志少年が嘆いたというだけのことなんですよ」と説明。
さらに、「それと『72時間』。盛り上がっていたらしいのでそういうのを聞くとね、地上波テレビも負けてられないなというか。Amazonで番組させてもらってますけど、それはそれで楽しい。でもやっぱり地上波は地上波でダブルスタンダードでね。面白いことをやっていきたい」と番組作りについての熱い思いを語る。
一方で、「そもそもBPOって番組の倫理、テレビ番組を向上させたいということではじまってるもんね。ところが今、テレビ局とか作り手が萎縮しちゃってむしろ逆方向に行ってないか」と危機感を示し、「もうちょっと考えないといけないんじゃないかと思いますね」と訴えていた。