キッズラインは11月6日、夫婦関係に関する調査結果を発表した。調査は10月17日~24日、子育て中の男女351名(うち、男性14名/共働き世帯73.5%、母子または父子のみ就労世帯24.8%、ひとり親世帯1.7%)を対象に、インターネットで行われた。

結婚して子供が生まれると、2人の時間が無くなるどころか、1人になれる時間もなくなってしまうもの。とりわけ女性は、働いていても、家事や育児の負担が大きいのが現状だが、世の男性は、どれくらい家事や育児に参加しているのだろうか。結婚後、夫婦の関係がどう変化していくのか、早速調査結果を見てみよう。

約6割が結婚しても好き

「パートナーのことが結婚前と変わらず好きですか? 」

「あなたはパートナーのことが結婚前と変わらず好きですか? 」と聞いたところ、約6割が、「結婚前と変わらず好き」(39.3%)、または「結婚前よりもっと好きになった」(19.1%)と回答。理由を聞くと、「家族を大切にする」(21.6%)や「頼りになる」(19.7%)など、恋人時代には知りえなかった良さを感じている人が多かった。

一方、「好きという感情が薄れた」人は29.3%。フリーコメントには、「育児のことや家事のことは全部任せきりで、協力的ではない。また、会話が一方通行のため」「仕事や価値観は基本的に変わらずリスペクト。一方、結婚前に重視していなかった『子煩悩かどうか』が、出産後は切実な問題に」「育児で忙しすぎて、そんな事を考える暇がなくなり、育児タスクを実践できる一員としか見られなくなった」など、「子育て」に関する声が多く寄せられ、子育てへの関わり方が夫婦間の感情に影響していることが伺える結果となった。

「夫婦になって変わったこと」

「恋人から夫婦になって、変わったことはありますか? 」と尋ねると、83.8%が「はい」と回答した。特に、「将来のことを話すようになった」(40.5%)という人が多く、次いで「口うるさくなった」(31.9%)、「相手への関心が減った」(19.4%)と続いた。

6割超が、生まれ変わっても今の相手と

「生まれ変わっても今のパートナーと結婚したいか」

生まれ変わっても今のパートナーと結婚したいという人は66.4%。この割合は、2016年に明治安田生命が実施した「いい夫婦の日に関するアンケート調査」の44.4%を大きく上回っているという。

また、今のパートナーと結婚したくない人は33.6%。「パートナーへの尊敬と表現」(30.8%)や「役割分担」(18.3%)、「コミュニケーション」(12.5%)が改善されれば、また結婚したいと思えると考えていることがわかった。