女優の芳根京子が、来年1月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『海月姫(くらげひめ)』(毎週月曜21:00~)に主演することが7日、明らかになった。芳根は、朝ドラ『べっぴんさん』以来のテレビドラマ主演で、月9初主演となる。

芳根京子

このドラマは『東京タラレバ娘』などで知られる東村アキコ氏の累計420万部という人気漫画が原作で、クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの"クラゲオタク女子"が、とある兄弟と三角関係になって恋を知り、新しい生き方を見つけていく姿を、ギャグを交えて描いていくもの。

2010年に同局の深夜アニメ枠『ノイタミナ』でアニメ化され、14年には能年玲奈(のん)主演で映画化されており、東村氏は今回のドラマ化に「こんな変な漫画が月9になるんか!?とびっくりしましたが、めちゃくちゃうれしかったです。芳根さんのメガネ&おさげ、本当に楽しみです!」と期待を語る。

主人公・倉下月海を演じる芳根は、月9初主演に「本当にわたしが!? と、ただただびっくりしました。歴史のある月9という枠にプレッシャーと責任をすごく感じていますが、やるとなったら、めいっぱい楽しんでこの冬はクラゲ色に染まりたいです!」と意気込みをコメント。

また、「私にも"大好きなもの=トマト"があるので、月海ちゃんのクラゲ愛に共感し、とってもいとおしく思いますし、1つのものを愛し尽くせるまっすぐな魅力を大切にして、自分なりの倉下月海を演じきりたいです!」と抱負を語っている。

原作書影

メインの演出を担当するのは、『リーガルハイ』シリーズや、『デート~恋とはどんなものかしら~』、そして現在公開中の映画『ミックス。』の石川淳一氏。脚本は『探偵の探偵』『僕たちがやりました』など原作モノを手がけてきた徳永友一氏が担当する。

編成企画の渡辺恒也氏は、芳根の起用について「翻弄(ほんろう)されながらも、少しずつ自分の殻を破る勇気を持つようになっていく主人公・月海のシンデレラストーリーが、芳根京子さんのこれまでの活躍ぶりとイメージにどこか重なる部分がある」と狙いを説明。「ヒューマンな部分を大事にして、明るく前向きなドラマを紡いでいきたいと思います」と話している。