お笑い芸人の千原ジュニアがMCを務めるカンテレの新バラエティ番組『千原ジュニアの座王』が、月1回のレギュラーとして、きょう28日(深夜1:45~2:15 ※関西ローカル)からスタート。台風の影響により、参戦メンバーが急きょ変更となるなど、波乱の中で初回収録を迎えた。

『千原ジュニアの座王』出演者たち=カンテレ提供

この番組のルールは、10人の芸人がまず取りゲームを行い、真ん中のイスに書かれた「一発ギャグ」「モノマネ」などのお題を発表。イスに座れなかった芸人が、「あいつだったら勝てる!」と思う芸人を座っている中から指名し、お題に沿って即興で芸を披露し、審査員がどちらが面白いかを瞬時に判定するというものだ。

当初は、プレーヤーとして、クロスバー直撃(前野悠介、渡邊孝平)、スーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、守谷日和、プリマ旦那(野村尚平、河野良祐)、霜降り明星(粗品、せいや)、そしてオーバーエイジ枠として矢野兵動・矢野が参戦し、麒麟の川島明が審査員を担当する予定だったが、急きょ変更。

霜降り明星は残留し、新たに、学天即(四条和也、奥田修二)、大自然(白井、里)、そしてオーバーエイジ枠は笑い飯の西田幸治となり、審査員は笑い飯の哲夫が務めることになった。

開始直前、笑い飯・西田は「よく飲みにつれていって(僕が)偉そうにしてるメンバーがいるので、ここで負けてしまうと沽券(こけん)に関わる」と、先輩として負けられないプライドを語り、守谷日和は「得意の"顔"の(お題の)イスに座りたい」と、戦略的に優勝を狙う姿勢を見せる。

そして、スタートしたゲームでは、イス取りゲームのBGMとしておなじみの「オクラホマ・ミキサー」が流れ始めるも、そのポップな音楽とは対照的に、口々に「怖い怖い」と言いながら、得意なお題の前ではゆっくり、苦手なお題の前では速足になるなど、独特な緊張感を漂わせながら、イスの周りを回る10人のプレーヤーたち。その様子を見たジュニアは「非常にいい空気が流れてますね。楽しそう!俺も入りたいな!」と興奮を見せる。

収録を終えたジュニアは「率直におもしろいですね、皆。いい意味でヒリヒリするものがありますよね。得意なところを伸ばすのが芸人ですからね。その中で苦手なところで勝負させられるっていうのに醍醐味があるんじゃないですかね」と手応えを感じた様子。「こんなヒリヒリするイス取りゲームないですよ! カンテレさん、いいコンテンツ見つけましたね!」と自信を見せていた。