メンバーズは10月19日、月平均残業時間を2年間で39.4%削減することに成功したことを発表した。

「月平均残業時間」

2017年度上半期(4月~9月)における月平均残業時間は16.0時間。前年同期と比べて20.8%減少し、2年間では39.4%もの減少となった。

また、2018年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想は、企業のデジタルマーケティング領域への投資拡大と、主力のEMCモデル提供クライアントをはじめとする同社既存顧客の取引が堅調に推移していることを背景に、売上は実質過去最高を更新する見込みに。

一方、利益については、新規子会社設立や、M&Aによる連結子会社2社の増加および業績の拡大、内製化および生産性向上の取り組みによる残業手当等の削減に加え、積極的な中途採用計画に対し一部進捗に遅れがあるなど、期初の想定を大幅に上回る見込みとなった。

同社は、優秀な人材の確保・育成や健康に働ける職場づくり、ワークライフバランスへの取り組みなどを、持続的な成長戦略の最重要テーマの一つとしており、2016年4月より、3ヵ年プロジェクト「みんなのキャリアと働き方改革」をスタート。2019年度を目途に「月額固定給25%のベースアップ」「年収20%アップ」、また、月額固定給の段階的な引き上げを実現するため、「平均残業時間50%削減」などを目標に掲げた生産性向上の取り組みを推進している。