元SMAPの香取慎吾とアンタッチャブルの山崎弘也が出演するフジテレビ系バラエティ番組『おじゃMAP!!スペシャル』(18日19:00~20:54)に、萩本欽一が初出演。往年の人気番組『欽ドン!』のコントを復活させる。

香取慎吾(左)と萩本欽一=フジテレビ提供

今回は、ヤマザキがディレクターになって、萩本が香取と一緒にやってみたいことを1つずつかなえていく2人旅を放送。萩本が現在通っている駒澤大学で大学生生活を味わうほか、萩本の自宅兼オフィスでは家の仲間でカメラが入る。

ここは、『踊る大捜査線』などの脚本を手掛けた君塚良一氏など「パジャマ党」と呼ばれた放送作家が食を共にした場所。数々のお宝写真を拝見しながら、萩本がチャップリンに会いに行った際のことなど、貴重な話が披露される。

さらに、2人だけで「香取慎吾の今後について」をテーマに語り合う一幕も。香取は「こんな風に2人で話すのは本当に初めてのことかも知れませんね」と言い、萩本は当時17歳の香取と番組で共演して以来、どんな思いで見守ってきたか、今後どんな香取を見たいかという熱い思いを語る。香取も、ずっと疑問に思っていながらこれまで聞くことができなかったことを萩本に聞いてみると、意外な回答が。萩本から香取に「これからは嫌な仕事を断っちゃダメ。嫌なことに運がある。嫌だと思うことをやりたいと言ってくれる人を大事にして」とメッセージが贈られる。

(左から)山崎弘也、香取慎吾、萩本欽一=同

そして、山崎が2人のコントを見たい依頼すると、萩本は承諾するが、香取は準備時間もそこそこにコントを、しかも大師匠の萩本と行うという依頼に明らかに嫌な顔。それでも、「嫌なことにこそ挑戦する」という萩本からの提言に応え、2人でコントに挑戦することになる。

演じるのは、かつての人気番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』(フジ系、1981年4月~83年9月放送)の親子コント。萩本演じる父とヨシオ、ワルオ、フツオの3人の子供たちのコントで、通常は別々の人が演じる子ども3役を、香取が1人で挑む。

美術セットも当時のものを再現し、萩本は台本を初めて見たばかりの香取に容赦なく要求。セリフもろくに覚えていないままリハーサルを進める中で、読みまちがえたり、意味を取り違えたりというハプニングが発生するが、萩本は「おもしろい!こういうことが当時もよくあった」と生のハプニングを喜ぶ。そして、たった1回台本を読み合わせただけで「こういうものは何回も練習するものではない」という萩本の言葉により、さっさとリハーサルは終了してしまう。

こうして迎えた本番。香取は必死に萩本に応えようと食らいつくが、客の笑いが起きれば起きるほど萩本の要求も加速していく。コントを終えた香取は、開口一番「楽しかったです」と汗だくになりながら「コント久々にやって汗かいて超気持ちいい!」と満面の笑顔だ。萩本も本気でぶつかった香取に「本当楽しかった、ありがとう」と感謝する。

今回の収録を振り返った香取は「(萩本から)信じられないくらいパワーをもらいすぎました!ありがたいです」と萩本との共演に歓喜。山崎も萩本について「本当にエネルギッシュ。笑いへのバイタリティー、熱量がすごい」と驚いていた。

この日の放送では、香取と3年ぶりの共演となる爆笑問題の太田光とも2人旅を敢行。「爆チュー問題」のコントに2人で挑戦し、ゲリラライブを行うほか、爆笑問題の田中裕二にドッキリをしかける。

爆笑問題の太田光(左)と香取慎吾=同