アントワークスは10月1日、「肉盛りすたみな麺」(税込930円)を全国の「伝説のすた丼屋」「名物すた丼の店」店舗で販売開始する(一部店舗を除く)。9月1日に高さ15cmの「頂すたみなトンテキ丼」を発売した同社だが、今度は総重量1.2kgのヘビー級を用意してきた。勝ち目はないだろうが、思い切って挑戦してきた。
ラーメン版の"すた丼"がここに誕生
この商品は、1kgの濃厚ラーメンと0.2kgのご飯がセットになったメニュー。ラーメンは特製ニンニク黒醤油スープに、たっぷりのもやしと「すた丼」の肉、青ネギ、フライドガーリックがトッピングされている。麺は中太麺で、440gとかなり量があった。
スープは「肉盛りすたみな麺」というので、どろっとしたものかと思いきや、透明感のあるあっさりとした見た目。しかし、飲んでみるとかなり醤油の濃い味わいだ。そしてなにより驚くのは、飲む前からすでに漂っている、スープに溶け込んだニンニクの存在感。そこに、スープをたっぷりと吸った中太麺が加わり、力強さのある味とボリュームを痛感させられた。
また、いつもすた丼で食べる肉がラーメンにも入っており、ご飯が……ではなく麺が進む。すた丼と同様に、こちらにも卵が付いているので、途中で絡ませて食べるのもオススメ。すた丼をかきこむような感覚をラーメンでも楽しめるだろう。
ニンニクがたっぷり入った濃い目のスープに、すた丼の肉。これをご飯に合わせるのも、このメニューの醍醐味の1つだ。肉や麺をおかずにして食べるのもよし、肉をのっけてすた丼のようにするのもよし。最後にはスープに浸して食べれば、もう文句のつけようがないだろう。ただ、やはり1kg以上の量なので、それなりにお腹の準備は必要かもしれない。スープ以外は食べきったが、身動きが取れなくなった。
すた丼とラーメンのハイブリッド商品とも言える、今回の「肉盛りすたみな麺」。ただ、スープに溶け込んだニンニク、すた丼のタレ、フライドガーリックと、ニンニクがこれでもかと入っているので、人に会う前に食べるときには注意が必要だ。ちなみに筆者が会社に戻ったとき、後輩から「あっ、ちょっと(ニンニクが)臭いますね……」と言われた。