フジテレビ報道局が、1988年から89年にかけて起こった「東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件」の犯人である宮崎勤元死刑囚の肉声を入手した。10月7日(21:00~23:10)に放送される『衝撃スクープSP 30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~』で初公開される。

取り調べシーンの金子ノブアキ(右)=フジテレビ提供

宮崎元死刑囚は、部屋に大量のビデオ、雑誌、漫画を所有し、「犯行は覚めない夢の中でやった」「ネズミ人間が現れた」「犯行は死んだ祖父を復活させるための儀式」「少女の遺体を焼いて食べた」などの発言で、何度も精神鑑定が行われ、その一挙手一投足が注目されていた人物。

今回入手された音声では「(遺体を)そばに置きたい…そばに置いている間は自分のものになるから。相手にされないから…女性に」「悪い言い方だけど、自分がかわいかった」などと発しており、これまで抱かれていたイメージを覆す、意外な人物像が浮き上がってくる。

宮崎元死刑囚=同

番組では、関係各所への徹底取材を元に、当時の報道やワイドショーの映像も使用しながら、史上最悪の事件を追う「刑事の戦い」をドキュメンタリードラマ化。宮崎と対峙(たいじ)する主人公の刑事役に金子ノブアキ、事件を追う女性レポーター役に秋元才加、ワイドショーのディレクター役に桜田通を起用した。

金子は、事件当時8歳くらいだというが「あまりにも非現実的というか。ゆえに鮮明で…とてもよく覚えています」と記憶にあるそう。「普段のキャラクターを演じるということとは全く別の話なので、やるからには本当にデリケートなこと。一言一句、一挙手一投足、本当に(監督らに)見張ってもらって演じていきたい」と、細心の注意で臨む心境を語っている。

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