女優で声優の平野綾、後藤邑子、茅原実里によるユニット・SOS団が25日、さいたまスーパーアリーナで開催中の音楽イベント「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-(アニサマ)」に出演し、「ハレ晴レユカイ」のパフォーマンスを披露した。同ユニットがアニサマに登場するのは2006年以来、11年ぶりとなる。
3人は、サプライズゲストとしてライブ開幕と同時に登場。まさかの全員そろってのステージにファンは驚きながらも大歓声で応えた。メンバーは、息の合った"ハルヒダンス"を披露しながら熱唱。サビでは観客も大きく合いの手を入れるなど、3人にとってもファンにとっても、11年ぶりとは思えない一体感のある空間が生み出された。
歌い終えると、あちこちから「ヤバい!」「すごい!」「信じられない!」の声が。熱狂の中、3人は「皆さんお久しぶりです! 私たちは2006年のアニサマに初めてこの3人で出演させていただいて、それ以来11年ぶり、3人そろっての出演になります!」と力強くあいさつし、「その頃(アニサマは)、日本武道館でしたけど、こんなに大きな会場になって……」としみじみ。「いやぁ感極まるね」と歓喜を噛みしめるように、ゆっくりと言葉を紡いだ。最後に「ありがとうございました!」と全員で腕組みしながら一礼すると、より大きな声援が飛び交った。
SOS団はアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズでヒロイン・涼宮ハルヒ(平野)、朝比奈みくる(後藤)、長門有希(茅原)を演じた3人のユニット。「ハレ晴レユカイ」は2006年に放送されたTVシリーズ第1期のエンディングテーマで、高い人気を獲得した。現在でも国内外のファンがキャラたちのダンス("ハルヒダンス")を真似て踊った映像が、動画共有サイトに多数アップロードされている。一方のアニサマは、2016年で12年目を迎えるアニメソング中心のライブイベント。きょう25日が初日となり27日までの3日間、50を超えるアーティストが出演する。
(C)Animelo Summer Live 2017/MAGES.