「これからの転職。」(ビースタイル運営)は8月2日、「転職希望の女性のニーズ調査」の結果を発表した。

年収、理想と現実の差は117万円

現状の年収と希望年収との比較データを算出したところ、現状の年収は平均325万円、転職時の希望年収は平均442万円と、現状の年収は希望年収より117万円少ないことがわかった(算出元データ:調査期間2016年11月~2017年2月、19~41歳までの女性1,068人)。

希望年収と現状との差額(平均)

転職活動を始めようと思った理由・きっかけは、「給与を上げたい」が19%で最多。次いで、「結婚または出産後も長く働き続けられる職場ではない」が14%、「今の仕事内容を変えたい」と「残業時間を減らしたい」が同率の10%(算出データ:調査期間2017年1月6~12日、有効回答114人 20代61%)。

「これからの転職。」は、20代女性が給与に着目する背景として、「経済的な安定を求める気持ちが、転職先選びで『年収』を上位に押し上げている要因のひとつなのかもしれない」と推測。また厚生労働省が2015年に実施した「人口減少社会に対する意識調査」では、子供を持つことに対して前向きな回答が多かったことから、「将来の出産・子育てへの備えのひとつとして『年収』を求めている可能性がある」と分析している。