赤ちゃん本舗は7月26日、創業85周年を記念し、「2017年上半期赤ちゃんお名前ランキング」を発表した。男の子の1位は「悠真(ゆうま)」、女の子の1位は「咲良(さくら)」となった。
同調査は、赤ちゃん本舗の会員情報のうち、2017年1月1日~6月30日までに登録された子供の名前を対象とし、調査件数は3万8,345件(男の子1万9,745件、女の子1万8,600件)となる。
男の子版では、2012年から3年連続で1位になった「悠真」が返り咲いた。一方で、女の子版で4年連続1位を記録していた「葵」は12位となり、2015年8位、2016年6位と少しずつ順位を上げてきた「咲良」が1位になった。
また、男の子版で人気が急上昇していた名前は「そうた」で、12位「奏汰」13位「奏太」とランクインしたが、いずれも昨年は20位以下だったという。昨年14位で今年は18位だった「颯太」も含め、「そうた」のランクインが増え、人気の上昇がうかがえる。
女の子版では、上位の名前が大きく入れ替わる中、2015年5位、2016年4位と毎年順位をあげてきた「結衣」が3位にランクインした。同社は、昨年末大ヒットしたTBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の新垣結衣さんの活躍も影響したのかもしれないと分析する。
名付けに使用する漢字の傾向としては、男の子はおおらかなイメージ、女の子は草花の美しく可憐なイメージの名前が不動の人気だという。男の子は「太」「大」「悠」の漢字を使ったおおらかなイメージの名前が引き続き多く見られるなか、音楽との関わりを思わせる「奏」という漢字の人気が上昇した。女の子は「菜」「花」「莉」「咲」「芽」など草花に関わる漢字が引き続き多く見られるなか、「陽」などの明るいイメージの漢字も人気だった。