サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート『美容とダイエットを促進させるチーズの4つの効果 』を公開した。

チーズには肌に潤いを与えるビタミンA、B2が含まれている(※イメージ)

チーズは脂肪分が多いためダイエッターには敬遠されがちな食べ物であるが、美容・ダイエットをサポートする働きがあるため、ダイエット中こそ食べておきたい食品であるという。

チーズは牛乳の栄養素を凝縮させた食品で、チーズを100g作るためには、牛乳はその10倍の1,000mlもの量が必要であるとのこと。発酵の工程を経ているため、酵素や乳酸菌なども含まれており、健康的な食品であるという。

チーズの種類は大きく「プロセスチーズ」と「ナチュラルチーズ」の2つに分けられる。ナチュラルチーズは水分を抜いた原料乳を固め、型に入れ発酵・熟成させたもの。乳酸菌やカビ菌が生きている状態で存在し、菌の働きによりチーズが熟成される。非加熱で食べることで、これらの菌や酵素を摂取できるという。

プロセスチーズは、ナチュラルチーズを1種類~数種類ほど加熱溶解し、乳化剤などを加えて再び成型したもの。製造過程で高温にかけられ殺菌されるため、熟成はその時点で止まっている。そのため長期の保存がきくが、酵素は失活して善玉菌も死滅しているという。

しかし、どちらのチーズも非常に栄養が豊富で、ダイエットをサポートしてくれる成分が豊富に含まれるとのこと。特に日本人が慢性的に不足しがちな栄養素で、ダイエット中のイライラを防ぐカルシウムが多く、その吸収率も優れている。100g当たりのカルシウム量は、プロセスチーズは630mg、カマンベールチーズは460mg、パルメザンチーズは1,300mg。

ダイエット中は食事制限でタンパク質が不足しがちになり、筋肉量が減少してしまうこともある。筋肉量が減少すると、運動しなくても生命維持のため自動的に体で消費されるカロリー(基礎代謝量)が落ち、やせにくい体になってしまう。やせ体質になるために必須のタンパク質も、チーズには20%前後含まれているという。

そのほか、チーズにはビタミンA、B2も含まれている。どちらも皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、肌に潤いを与える効果があるとのこと。また、乳酸菌の働きも期待できる。ナチュラルチーズは乳酸菌が生きた状態で存在し腸内フローラに作用し、加熱処理されているプロセスチーズは死滅しているが、どちらも腸内で有効に働くとされているという。

チーズには、短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸という種類の脂肪酸も含まれている。これらの脂肪酸は、やせるオイルとして人気のココナッツオイルやMCTオイルの主成分で、体内でエネルギーに変換されやすく、体脂肪として蓄積されにくい特徴を持っているとされている。

また、脂肪燃焼をサポートする働きを持つビタミンB2も含まれているため、大量に食べ過ぎない限りはそれほど脂肪分を気にしなくてもよいとのこと。ただし、生クリームが添加されている脂肪分が高いチーズは避けたほうがよい。購入する際は、栄養成分表示や原材料表示を確認し、なるべく添加物の少ないものを選ぶとよいとのこと。

さらに詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「美容とダイエットを促進させるチーズの4つの効果」で解説している。