JAFは6月26日、「ペーパードライバー限定アンケート調査」の結果を発表した。調査は5月11日~31日、ペーパードライバー456名を対象にインターネットで行われたもの。

社会人になる前にとりあえず取得しておいたという人も多い運転免許証。なぜ運転をしないのか、なぜ再開しないのか、その理由を見ていこう。

「運転免許証を取得した理由」

運転免許証を取得した最も大きな理由を聞いたところ、「車が好きだった・興味があったため」(17.5%)が最も多く、次いで「身分証として使用するため」(16.0%)、「周囲にすすめられたため」(15.4%)と続いた。

「仕事で車を運転することになったため」と回答した人は、全体で11.0%。年代別に見ると、30歳~39歳では3.2%、18歳~29歳ではわずか1.6%だったのに対し、60歳~69歳では17.9%、70歳以上では32.0%という結果に。年代が上がるに連れて、「仕事」のために運転免許証を取得した人が多いことがわかった。

「運転をしなくなった理由」

一方、運転をしなくなった理由としては、「運転技量が不安」(28.1%)、「運転する必要を感じない」(23.0%)、「家に車がない、もしくはなかった」(13.8%)が多く挙がった。

「運転ができたら、と思った経験について」

「運転ができたら、と思ったことはありますか?」という設問では、64.7%の方が「はい」と回答。その割合は年代が若いほど高く、特に18~29歳では81.3%にのぼった。

どんな場面で「運転ができたら」と思ったかを聞くと、旅行や外出などの「お出かけ」(37.3%)がトップに。以降、「通院」(18.3%)、「送迎」(17.3%)、「買い物」(17.3%)と続いた。

「運転再開の障害になっていること」

運転再開に際し障害になっていることについては、「車がない」(22.3%)といった回答のほか、半数近くの人が「運転に対する不安」(32.9%)や「運転技能をどう取り戻せばよいかわからない」(16.3%)を挙げており、外的要因が原因で自動車が運転できないわけではないことが明らかとなった。