JR四国は26日、特急形気動車の新型車両2600系に乗車するツアー「新型特急気動車2600系 営業運転1番列車乗車ツアー ~下り営業1番列車編~」「新型特急気動車2600系 営業運転1番列車乗車ツアー ~上り営業1番列車編~」の発売について発表した。ともに設定日は8月11日で、高徳線高松~徳島間で乗車する行程となる。
新型車両2600系は予讃線・土讃線・高徳線の特急列車に使用される特急形気動車2000系の老朽代替を目的に新製された。「Neo Japonisme(ネオジャポニズム)」をコンセプトに、日本の伝統意匠を現代風にアレンジしたデザインで、外観はディープレッドとゴールドを配し、車内は車両ごとに異なる色のシートモケットで彩った。JR四国の特急形電車8600系の普通車と同タイプの腰掛を採用し、各座席にコンセントを設置してテーブルも大型化するなど、モバイルパソコンなどの利用も考慮した設備となっている。
8月12~15日は高松~徳島間の臨時列車「阿波踊り1・2号」に
「新型特急気動車2600系 営業運転1番列車乗車ツアー ~下り営業1番列車編~」「新型特急気動車2600系 営業運転1番列車乗車ツアー ~上り営業1番列車編~」はともに7月3日10時頃からJR四国ツアーにて販売開始。ウェブ限定販売で、申し込む際はJR四国ツアーWEB会員(無料)の登録が必要となる。旅行代金は1人4,980円(こども料金は設定なし)。下り・上りを各1団と設定し、最少催行人員は各団50名とされている。
ツアー当日、新型車両2600系の下り営業1番列車は高松駅を9時47分頃に発車し、志度駅を10時7分頃着・10時38分頃発、徳島駅には11時43分頃に到着する。上り営業1番列車は徳島駅を13時54分頃に発車し、志度駅を15時4分頃着・15時48分頃発、高松駅には16時11分頃に到着する。ツアー参加者には記念乗車証明書や限定グッズの配布も。「JR四国の新型車両に世界中の誰よりも早くご乗車ください」とのこと。
新型車両2600系はツアー終了後の8月12~15日、徳島市での「阿波踊り」開催に合わせ、高徳線高松~徳島間で運行される臨時特急「阿波踊り1・2号」にも使用される。4両編成で運行され、「阿波踊り1号」は高松駅14時42分発・徳島駅16時11分着、「阿波踊り2号」は徳島駅21時24分発・高松駅23時7分着。高松~徳島間の途中停車駅は栗林駅・志度駅・三本松駅・引田駅となっている。なお、新型車両2600系の上り臨時特急「阿波踊り2号」の後、徳島駅22時43分発・高松駅23時49分着の上り臨時特急「阿波踊り4号」も運行される。