AKB48の49枚目のシングルの選抜メンバーを決める「第9回AKB48選抜総選挙」の開票が17日、沖縄にて行われ、HKT48の指原莉乃が3連覇を達成。続く2位はAKB48の渡辺麻友、3位はSKE48の松井珠理奈、速報1位だったNGT48の荻野由佳は5位となった。また、渡辺は年内での卒業を発表。20位にランクインしたNMB48・須藤凜々花は結婚を電撃発表した。
今年の総選挙は当初、沖縄・豊見城市の豊崎美らSUNビーチで開票イベントが行われる予定だったが、悪天候の影響で中止。豊見城市立中央公民館に場所を変更し、9回目にして前代未聞の無観客での開票となった。
立候補した322人の頂点に立ったのは、今回が最後の総選挙と公言していた指原。24万6,376票を獲得し、2位の渡辺に約10万票の大差をつけて3年連続4度目の女王に輝いた。3年ぶりの女王奪還を目指していた渡辺は、昨年に続き2位。スピーチで年内いっぱいでの卒業を発表し、「AKB48の活動にやり残したことはない」とどこか晴れやかな笑顔を残したが、指原が「麻友ちゃん…今は正直すごくショックで、言葉になりません」と涙すると渡辺も号泣し、抱き合った。
3位も昨年同様、SKE48の松井珠理奈。「正直悔しいです。悔しいです。この上にいる2人、もう一度燃えさせてくれてありがとうございます。来年も一緒に戦いましょう!」と、今回を最後の総選挙としていた渡辺と指原にまさかの提案。4位はHK48の宮脇咲良で、自ら予言として「第1位は宮脇咲良です」とコメントし、来年の総選挙に向けて、気持ちを新たにしていた。
速報1位だったNGT48の荻野由佳は5位に。ランキングを落としたとはいえ、自身をドラフト会議でNGT48に指名した柏木由紀の昨年の順位に輝く、1年前には想像もできない結果となった。そして、グループ総監督の横山由依は自身初の神7入りを果たし、「東京ドームコンサートをもう一度」と、まだその舞台に立っていない後輩メンバーやファンに約束した。
また、20位のNMB48・須藤凜々花は突然、「結婚します」「相手はいます」と衝撃宣言し、直後にスピーチしたAKB48・峯岸みなみは困惑。11位にランクインしたAKB48・高橋朱里も、ファンの気持ちを考えて「胸が痛い」と結婚宣言に苦言を呈し、須藤のツイッターにもファンから批判が殺到するなど波紋が広がっている。なお、須藤本人の口から説明する場を近日中に設ける予定だという。
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