俳優の竹内涼真が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』(毎週水曜22:00~)に出演することが15日、明らかになった。主演の高畑充希と正反対の役柄を演じる。

『過保護のカホコ』に出演する竹内涼真=日本テレビ提供

このドラマは、21歳にして生活のすべてが親任せで、過保護に守られて生きてきた女子大生・カホコ(高畑)が、自分とは正反対の環境で育った1人の青年と出会って成長していくホームドラマ。『家政婦のミタ』などの遊川和彦氏のオリジナル脚本で描いていく。

竹内が演じるのは、このカホコと正反対の人生を送ってきた大学生・麦野初役。親に捨てられ、養護施設で育ち、アルバイトを掛け持ちしながら学費を稼いでカホコと同じ大学に入学し、本当は優しいのに、ひねくれ者で常におどけて本性を見せない、"オオカミ少年"のようなキャラクターだ。

竹内(左)と高畑充希=同

この役に竹内は「正直、すごく難しい」と語り、「一見、辛辣(しんらつ)な言葉を投げかけているようで、とてもまともなことを言っていて、おせっかいなようで、とっても優しい少年。でもその優しさを表に出したくないのでは」と分析。

高畑とは初共演だが、「『一緒に頑張ろうね!』と声を掛けていただきました。先日、リハーサルで一緒に演技をやらせてもらったのですが、台本でイメージしていたよりも、掛け合いをスムーズにやることができたんです」といい、「回を重ねるごとに僕か(演技を)仕掛けていけるようになりたいです」と意気込みを語った。

その他の共演陣も発表。カホコの母方の祖母・初代役を、日テレ連ドラには『外科医・有森冴子』以来の出演となる三田佳子。祖父・福士役を西岡德馬。カホコの母・泉(黒木瞳)の妹(次女)・環役を中島ひろ子、その夫・衛役を佐藤二朗。泉のもう1人の妹(三女)・節役を西尾まり、その夫・厚司役を夙川アトム、その夫婦の娘でカホコのいとこ・糸役を久保田紗友が演じる。

さらに、カホコの父方の祖父・正興役を平泉成、祖母・多枝役を梅沢昌代。父・正高(時任三郎)の妹・教子役を濱田マリと、多彩なキャストが脇を固める。