――チバテレへの愛を感じますが、そんなチバテレに不満を感じる部分はありますか?

チバテレ・5月の番組ガイド

渡部:この番組ガイドで写真が使われてるのとか、何も聞かされてないよね(笑)。なんか写真撮ってるなぁと思ったら、気づいたら何かに使われていたりすることはよくあります。まぁこっちからも聞かないしね(笑)

児嶋:そうですね。よく分からないで写真撮られることはよくあります。

――本当にフワッとしてますね(笑)

渡部:番組でもロケ企画をよくやってた時に、カメラさんが1人しかいないのに、児嶋に全然カメラが向いていなかったりとか(笑)

児嶋:そうそう! カメラさんが腰痛くなっちゃったから、盛り上がってきたところなのに止められちゃうとか(笑)。そこもツッコんで面白くなったりするんで良かったですけど(笑)

――東洋経済オンラインの記事(5月19日付)で、チバテレの小森健一郎プロデューサーが「アンジャッシュとあまり話したこともない。たぶん2人は僕のことを誰だか知らないんじゃないか…」と答えていたのですが、本当にご存知ないんですか?

渡部:なんとなくは知ってるんですけど…。「小森さん」って呼んだこともないかもしれないです(笑)

児嶋:確かに。

渡部:本当はそういうの良くないですよね! 僕もあの記事見て、ちょっとドキッとしました(笑)。でも、チバテレから大きな意向もないですし、僕らからも今さらギャラアップしてくれとか言うこともないですし。だから、「来月で終わります」って言われても「そうですか、寂しいですね」くらいの感じだと思います(笑)。なんて言えばいいんだろう…いい意味で、それくらいの空気感なんです、僕ら。

――あらためて長寿番組になりましたが、これまでで一番思い出に残っている出来事はなんですか?

渡部:やっぱり(明石家)さんまさんがゲストに来ていただいたときでしたね(2015年3月)。でも、そこでもチバテレの悪いところが出ちゃって、さんまさんは1~2週の約束でしゃべってくれたんですけど、もっと行けるんじゃないかみたいな勢いで4週にわたって使って(笑)

児嶋:あれは、僕が仕掛人で渡部とお客さんへのドッキリだったんです。さんまさんが来ることは絶対バレちゃいけないから、「そこだけはお願いしますね」って念を押してたのに、スタッフが迎えに行ってなくて、渡部がいる僕らの楽屋に入ってこようとしちゃったんですよ(笑)。たまたま、扉が開いた瞬間に僕とだけ目が合ったから、急いで向かって「さんまさんすいません!」って謝って。「そういうとこちゃんとしてくれよ!」みたいなこともありました。

――"運だけで選ぶオーディション"で決めたアシスタントが、就任してもうすぐ1年になろうとしていますが、お2人に彼女たちから運がもたらされたことはありますか?

渡部:番組が続いてるっていうことじゃないですかね。ケガもなく続いているのは、運がいいですよね。

児嶋:渡部は結婚じゃないかな? そこはね!

渡部:ああ、そうですね(笑)

――今日はご結婚後初の収録ですよね。

渡部:そうなんです。ほかのレギュラー番組では、みんなこぞって花とかプレゼントとか、すごくお祝いしてくれたんですけど、局に入ったときにチバテレからは何もありませんでした(笑)。だから通常営業って感じ、これがチバテレスタイルです(笑)

児嶋:本番のフリートークでは、僕からご祝儀を渡そうと思ったんですが、渡部がいろいろ駄々をこねて…。この模様は6月27日に放送されると思うので、見てください。

――次の放送(5月30日)には、先週に引き続き、さまぁ~ずの大竹一樹さんが登場されます。

渡部:考えたら、大竹さんってあんまりゲストでトーク番組に出ないじゃないですか。そしたら、意外と今のお笑いへの思いとかネタの作り方とか、聞いたことない話をしてくれたんです。僕らはもともとバカルディ(=さまぁ~ずの改名前のコンビ名)のライブに行くくらい大ファンなので、家庭のことも含めていろいろ聞けましたね。いまだにコントライブを続けてることとか、大竹さんのマジメな話ってなかなか見られないので、面白いと思いますよ。

児嶋:今回は、東京03の角田が来るって聞いてたんですけど、渡部からのドッキリで本当に騙されたんで、ビックリして黙っちゃいました(笑)。人間本当にびっくりすると「えー!」とも言えずに固まるんです。でも、本当になかなかない機会で贅沢な回だと思うので、ぜひ見ていただきたいですね。

■プロフィール
渡部建(右)
1972年9月23日生まれ。東京都出身。アンジャッシュの主にツッコミ担当。食べ歩きをはじめ、高校野球観戦、映画鑑賞など多くの趣味を持ち、バラエティ番組、音楽番組の司会、ラジオのナビゲーターなど、幅広く活躍中。グルメ本や高校野球本なども出版している。

児嶋一哉(左)
1972年7月16日生まれ。東京都出身。アンジャッシュの主にボケ担当。バラエティ番組への出演のほか、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS)や映画『HERO』など、多くの作品で俳優としても活躍している。