今なお世界中で愛され続けているディズニー・アニメーションを実写映画化した『美女と野獣』(公開中)が国内外で大ヒットを飛ばしている。ヒロイン・ベルを演じた女優のエマ・ワトソンは、ベルのキャラクターを絶賛。また、ベルと野獣が初めて出会うシーンに込めた思いも明かした。

ヒロイン・ベルを演じたエマ・ワトソン

4月21日に日本公開を迎え、『アナと雪の女王』を越える大ヒットスタートをきった『美女と野獣』。その勢いは止まらず、現在4週連続で週末動員ランキング1位を達成。5月14日までの動員は564万9,320名、興行収入は79億3,794万3000円を記録し、興行収入80億円も目前に迫っている。

『ハリーポッター』シリーズのハーマイオニー役で大ブレイクを果たしたエマ・ワトソンがヒロインのベルを熱演。エマは「4歳の頃から『美女と野獣』が大好きだったの!」と語るほどアニメーション版のファンであり、「私はすぐにベルと恋に落ちたわ。だから、ベルを演じることになったのは本当に素晴らしいことよ」と本作への出演に感激していた。

そして、「ベルは表面だけを見て簡単に判断したり、説得されてしまったりしない。彼女はどういうわけか、どんな状況でも自分らしくいられて、自分なりの場所が確保できて、自分の視点が持てる人なのよね」とベルの魅力を熱弁し、「それで、この物語を通して彼女は、ほとんど子供っぽいとすら言えるようなイノセントな心や、好奇心、広い心を持つことができているの」と分析。

また、ベルが初めて野獣を見るシーンについて、「彼女が彼を見た時、単に驚くのではなくて、そこに好奇心があるように表現したかったの」と明かし、「『きゃー、何これ!』と驚いて自動的に恐がり、嫌がるという風には演じたくなかったの。彼女の反応は、それよりもさらにずっと深くて複雑なものであるべきだと思った。彼女は『これは私がこれまでに見たことがないようなものだから、それが何なのかを理解したいわ』と思ったと思うの」と語った。

だからこそ、「私はベルのキャラクターが美しいと思えるの」とエマ。「彼女は、人に思いやりを持つことができて、同情心があって、しかも、疑問を抱ける人なのよね。だから観客もベルが大好きなんだと思うわ。彼女を見ていると、観客も自分の良い部分が引き出されて、それがベルとのつながりになって、共感できると思うの」とベルのキャラクターを絶賛している。


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