俳優の福士蒼汰が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(毎週日曜22:30~)で主演を務めることが15日、分かった。秋元康氏の企画原案で、ミステリー作品に初挑戦する。
福士が演じるのは、母・晶子(鈴木保奈美)をDVから守るために父親(堀部圭亮)を殺したという大きな秘密を抱える主人公・奥森黎。その体験から「罪にはれぞ事情がある」ことを身もって知り、弁護士を目指す司法修習生となったが、法科大学院で立花爽(川口春奈)と出会い、結婚を決意すると、その直後から、かつての殺人を知る何者かによる不気味なメッセージが届き始めるというストーリーだ。
福士は「物語が展開する中でそのラブとミステリーがどう関わり、どのような結末を迎えるのか」と、初のミステリー作品に期待。川口とは2回目の共演で「安心感があります」といい、「爽の元気で明るいキャラクターにぴったりだと思います」と印象を語る。
その川口は「色々な顔を持った、色々な秘密を抱えた人たちが出てくる中で、この先ドラマがどのように展開するのか、そして、自分自身もどうなっていくのか、本当にワクワク楽しみにしています」とコメント。鈴木は「こんなにかわいい息子(福士)と娘(川口)がでいる、それだけで今から楽しみです!」と喜びながら、「これまでにない、とてもおもしろいドラマになると思いますので、ご期待ください」と予告している。
AKB48グループや、乃木坂46グループ関連作品以外でテレビドラマを手がけるのは12年ぶりとなる秋元氏は「コンセプトは『恋人のことをどれくらい知っていますか?』ということです。恋人が抱えている秘密がどれくらいのものまでなら、あなたは耐えられますか?」と狙いを説明。鈴間広枝プロデューサーも「『秘密がもしバレたら?』『秘密をもし告白されたら?』をシミュレーションしながら見ていただける、大人のミステリーです」と紹介した。
ほかにも、検事正である爽の父役で遠藤憲一、ジャーナリストの爽の兄役で小出恵介、爽の母役で岡江久美子、晶子に思いを寄せる医師役で鈴木浩介、黎と爽の友人役で白洲迅、2人を見守る恩師役で山本未來、爽の修習を手伝うパラリーガル役で榎本時生、失踪事件を捜査していた刑事役で矢柴俊博が出演。
脚本は、福士が主演したドラマ『恋仲』(フジテレビ系)や、映画『ストロボ・エッジ』などを手掛けた桑村さや香氏が担当する。