JR東日本グループのインバウンド対応推進の一環で、訪日外国人旅行者の増加を踏まえ、6月5日から東京駅に同社グループ初の祈祷室が開設されることになった。

東京駅のJR東日本訪日旅行センター内に祈祷室が開設される

祈祷室(Prayer Room)は2名程度が静かに過ごせるスペースで、体を清めるための「小浄施設」も設ける。東京駅構内のJR東日本訪日旅行センター内に開設され、宗教・宗派を問わず利用できる施設として運用する。平日の利用時間は8時30分から19時まで、土休日は17時まで。利用の際はインターフォンで係員に知らせ、扉を開錠してもらう必要がある。

JR東日本グループのインバウンド対応としてはその他、台湾やタイからの訪日旅行者向けに航空機とJRを組み合わせた商品も発売。台湾・中華航空や、JALグループがタイで販売するパッケージツアー「JAL訪日ダイナミックパッケージ」と連携し、おもに東北を中心としたエリアへのインバウンド需要創出を図る。

インバウンド向けの個人型旅行商品ブランド「東日本鉄道ホリデー」において、上越新幹線「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」、山形新幹線「とれいゆ つばさ」などの「のってたのしい列車」を利用した旅行商品も発売される。びゅうトラベルサービスの提携する海外の旅行会社での発売や、JTB国内旅行企画のインバウンド向け旅行商品ブランド「サンライズツアー」での提携販売も予定しているという。