俳優の神木隆之介が22日、主演映画『3月のライオン』(前編3月18日、後編4月22日公開)後編の初日舞台挨拶に、有村架純、倉科カナ、清原果耶、前田吟、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督とともに登場した。

左から前田吟、清原果耶、倉科カナ、神木隆之介、有村架純、加瀬亮、伊勢谷友介、大友啓史監督

同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。

前編・後編通して印象深いシーンを聞かれた神木は、「前編と後編の間ってちょっと時が経ってるんですよ」と説明。「歩く速度と姿勢」を変えたと明かし、後編では「ちょっと遅く、姿勢が良かったりとか、心に余裕ができ始めてることを表現したかった」「改めて見てもらいたい」とアピールした。伊勢谷が「神木くん素晴らしかった」と頷きつつ、「自分のシーンが一番好きですって」とつっこむと、神木は「言い方、言い方!!」とたじたじになっていた。

その後キャスト陣が鏡開きをすると、樽の中には客席の番号が書かれたプレゼント袋が。抽選で当たった観客に、清原から劇中のストラップ、倉科からは岩手のお土産「かもめの玉子」、有村からはお寿司券、神木からはキャスト&監督全員のサイン入りポスターがそれぞれ贈呈された。

神木がさらに手を入れると、中には「上海決定!」という紙が入っており、世界12大映画祭の一つに数えられる上海国際映画祭への出品が発表された。サプライズ発表に驚く出演者陣だが、通常2部作は連続上映となるものの、今回は「2夜連続のプレミア上映」となることが告げられると、大喜び。神木は「史上初っていいですね」と、言葉の響きをかみしめていた。