俳優の中川大志が15日、都内で行われた主演映画『ReLIFE リライフ』(4月15日公開)の初日舞台あいさつに、共演の平祐奈、高杉真宙、千葉雄大、池田エライザ、岡崎紗絵、古澤健監督とともに登場した。
同作は夜宵草によるコミックを実写映画化。27歳のフリーター・海崎新太(中川)が、見た目だけ高校生に戻り、高校生活を送りながら自分自身を取り戻していく。
監督も含め、仲の良い様子を見せた出演者たち。古澤監督は印象的なシーンとして、「ペロッと舌を出す千葉くんに現場で萌えましたね」とピックアップし、「あんな事、他の人できないですよ。あんな事する20代後半って何?」と疑問を投げかけた。古澤監督が「ベロを全部出すんじゃなくてちょびっとだけ出すのが、わかってらっしゃる、自分の魅力」と感心すると、拍手が巻き起こり、千葉は「みんな大好きです」と感謝した。
また、緊張して「全然喋れなくなる」という高杉には、千葉がボソッと「かわいい~」と一言。「すいません、マイク通して独り言を言っちゃいました」と謝りつつ、演じてみたい役としても高杉の役を挙げる。千葉が「やっぱ高杉くんがかわいいし」と説明すると、高杉は「ありがとうございました」と照れた様子を見せた。
舞台挨拶の最後には、古澤監督からサプライズで手紙が読み上げられた。約8分にも及ぶ長文の手紙では、全員の様子を交えつつ、中川のことを絶賛。「『ReLIFE リライフ』という映画を作ることは、中川大志という素敵な俳優と過ごす日々だった」と振り返った。
古澤監督は「中川君は共演者に安心を振りまくだけではなく、スタッフとの間の垣根も取り払ってくれた」とさらに続け、「僕はそんな撮影現場を終わらせたくなくて、クランクアップが嫌で仕方ありませんでした」と告白。
出演者陣も温かい表情で、中でも高杉が涙を拭いながら見守る中、古澤監督は「映画の撮影は、年齢や性別やキャリアなど関係なく、みんなで手を取り合えるのだと改めて教えてくれたのが、中川大志という人間でした。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。思いを伝えられた中川は「監督はこういうキャラじゃないんですよ」と照れて動揺しながら、「恥ずかしいですね。ありがとうございます」と頭を下げた。