ダスキンは4月6日、2017年4月からの「ミスタードーナツ」新商品を「『ミスタードーナツ』2017年度事業方針および新商品・新CM発表会」で発表した。同社は、2017年度は「misdo meets」というテーマのもと、企業との共同開発商品の展開していくという。

「misdo meets」のロゴマーク

第1弾「misdo meets 祇園辻利」

まず7日から販売開始するのは、宇治抹茶専門店「祇園辻利」と共同開発した「祇園辻利 抹茶スイーツプレミアム」の8商品。それぞれの商品には、150年以上の歴史を持つ「祇園辻利」にこだわる「宇治一番摘み茶」を伝統の石臼挽き製法で仕上げた抹茶のみを使用している。その味わいを堪能できるよう、「抹茶オレ」(税込302円)と「抹茶オレ 豆乳ホイップ」(税込356円)というドリンクが用意された。

「misdo meets 祇園辻利」の「抹茶オレ(左)」(税込302円)と「抹茶オレ 豆乳ホイップ(右)」(税込356円)

ドーナツでは、断面をほろ苦い抹茶チョコレートでコーティングし、わらびもちと豆乳ホイップをサンドした「わらびもち抹茶」(税込183円)、断面に抹茶ホイップ、塩あずき、白玉を合わせた「白玉抹茶」(税込183円)などが登場。そのほか、「あずき抹茶ホイップ」(税込162円)、「抹茶豆乳ホイップ」(税込162円)、「ポン・デ・プレミアム抹茶」(税込140円)、「プレミアム抹茶ファッション」(税込140円)が提供される。

「わらびもち抹茶」(税込183円)

「白玉抹茶」(税込183円)

発表会にて、祇園辻利代表取締役社長の三好正晃氏は、「今回の新商品はお茶の味、香り、色がしっかりとそろった商品なのではないでしょうか。全部おいしいですが、中でも『ポン・デ・プレミアム抹茶』は私も大好きな商品ですので、ぜひお楽しみいただければと思っています。少しでも多くの人に抹茶を食べていただき、お茶文化を体験してほしいですね」とコメント。これら8種類は、5月中旬まで販売を予定している。

手前から時計回りに、「抹茶豆乳ホイップ」(税込162円)、「あずき抹茶ホイップ」(税込162円)、「ポン・デ・プレミアム抹茶」(税込140円)、「プレミアム抹茶ファッション」(税込140円)

第2弾「misdo meets ソラノイロ」

26日からは、ラーメン店「ソラノイロ」とコラボレーションした「ベジ涼風麺」(税込572円)、「トマト豆乳ベジ涼風麺」(税込464円)を発売。「ソラノイロ」は麺、スープ、トッピング全てに野菜を使った「ベジソバ」が有名で、女性からの支持が多いという。

「misdo meets ソラノイロ」の「ベジ涼風麺(左)」(税込572円)と「トマト豆乳ベジ涼風麺(右)」(税込464円)

両商品は「ソラノイロ」らしく、麺・スープともに野菜をふんだんに使用している。「ベジ涼風麺」は、パプリカを練り込んだ平打ち麺に5種類の野菜をトッピングし、スープはニンジンの甘味を生かしたもの。「トマト豆乳ベジ涼風麺」は、パプリカを練り込んだ麺にセミドライトマトをトッピングし、トマト豆乳スープで食べる。

「ベジ涼風麺」は、パプリカを練り込んだ平打ち麺に5種類の野菜をトッピング

ソラノイロ代表取締役の宮崎千尋氏に、両商品への自信について聞くと、「何度も試作を重ねまして、『ソラノイロ』とほぼ同じ味が食べられると思っています。全国の女性にその味を体験してほしいです」と語った。両商品は8月下旬までの販売を予定している。

「トマト豆乳ベジ涼風麺」は、トマト豆乳スープにつけて食べる

第3弾「misdo meets ハウス食品」

6月下旬には、ハウス食品と共同開発をした「世界のカレードーナツ(仮)」6種類を販売開始。それぞれ、グリーンカレー、キーマカレー、欧風カレーの3種をドーナツ生地に合わせる。

「misdo meets ハウス食品」の「世界のカレードーナツ(仮)」6種類

ハウス食品代表取締役社長の工東正彦氏は、「ドーナツに中に入れるカレーフィリングは、いいものができました。片手で食べられるカレーという楽しさや、新しい生地とカレーの出会いが楽しめるのではないでしょうか。『ポン・デ・リング』には、タイ風カレーとインド風カレーを合わせた自信作です。おやつやお酒のお供として、新しいカレーを食べるシーンが生まれたらうれしいです」と話している。

カレーは、グリーンカレー、キーマカレー、欧風カレーの3種

今後もミスタードーナツはさまざまな分野と交流を深めていき、3社以外のコラボレーションも考えているとのこと。これからの共同開発商品にも期待したい。

発表会に登壇した、(後列左から)ソラノイロ代表取締役の宮崎千尋氏、ダスキン専務取締役宮崎賢一氏、ハウス食品代表取締役社長の工東正彦氏、祇園辻利代表取締役社長の三好正晃氏