「バイきんぐの小峠英二は、ドッキリ界の雲の上の存在だ」。同じ芸人の立場からも、小峠のドッキリにおける技術は完全無欠だと、マテンロウのアントニーは絶賛する。それは数字にも結び付いており、「ドッキリにかけられた芸能人ランキング」で、小峠は2014年、2015年の2年連続1位だ。このたび、2月22日に発売されたTBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』のDVDでも存分に存在感を発揮している小峠とアントニーに、ドッキリへの思いやドッキリ芸人ならではの"あるある"話、今年の目標などを聞いた。

バイきんぐの小峠英二(左)とマテンロウのアントニー

――『水曜日のダウンタウン』の最新DVD、大爆笑でした。

小峠:斬新な企画のおもしろVTRが詰まっているDVDなので、何回も見てほしいです。なかなかこんなドッキリを集めたDVDはないと思いますよ。

アントニー:ドッキリって…やっぱり人が苦しんでいるところを見るのは楽しいでしょうね。人間、そういうのが見たいんだと思います(笑)

小峠:バラエティコーナーじゃなくてドキュメンタリーコーナーに置いてほしいくらいです。

――小峠さんは2014年と2015年の2年連続で「ドッキリにかけられた芸能人ランキング」1位でした。それを知ったときはいかがでしたか?

小峠:まぁ、ありがたいですよね! そうやっていろいろ出させていただけるというのは。

――1位へのこだわりは?

小峠:こだわりは特にないですよ(笑)。こっちから求めているわけではなく、結果そうなったという感じですね。

――アントニーさんは、『水曜日のダウンタウン』の中で「2014年一番ドッキリにかけられたの俺説」をプレゼンされましたね!

アントニー:そうなんです。自分だと思ってプレゼンして、結果7位という…あれは恥ずかしかったです。僕は7位で(かけられた数が)8回、小峠さんは1位で21回。すごい差だなと。

小峠:相手にならないなぁ(笑)

アントニー:小峠さんは、ドッキリ界の雲の上の存在! テクニック、リアクション、スピード…何においても完全無欠ですね。

小峠:(爆笑)リアクションはわかるけど、ドッキリにテクニックってねーよ!

アントニー:いやーすごいっすよ!

――人にドッキリをかけることもあると思いますが、かけるのとかけられるのと、どちらがいいですか?

アントニー:かけるってなっても、結局自分にかけられるっていうパターンが多いんですよ。

小峠:そうなんだよな。その最たるものが、今回のDVDに入っている「逆ドッキリ、逆逆逆くらいまでいくと疑心暗鬼になる説」。ハライチの澤部(佑)と逆ドッキリの掛け合いだったんですけど、掛け合いすぎてわけがわからなかったですね。トランス状態というか、終わりはどこなんだっていう感じになりました。『水曜日のダウンタウン』のドッキリは、ほかの上を行ってますね。

アントニー:そういうすごいドッキリがたくさんあるんですけど、「『開けたら人がいる』が結局一番怖い説」っていう…原点に戻る感じですけど、あれはシャレにならなかったです。まさか自分の家のトイレに知らない人がいるとは!

小峠:俺も楽屋のロッカーに人がいるっていうドッキリをかけられて、それでも相当ビビりましたね。それが自分の家だったら確かにヤバイ!

――やはり「開けたら人がいる」が一番怖いですね。

アントニー:ダントツ一番! 今でも脳内にたまに再生するときがあります。

――小峠さんが一番怖かったドッキリは?

小峠:仕事で名古屋に行ったときに、タクシーを拾おうと思ったら僕のアメ車が目の前を通るってドッキリは相当びっくりしましたね。なんで?って(笑)。車が好きなので音でまず気づいて、「いい音だなぁ…いや! 俺の!」って。都内でもびっくりしますけど、名古屋ですよ! アメ車雑誌の取材と言われて、車の鍵を渡してたんですよね。名古屋までレッカー車でアメ車を運んだみたいで、一瞬の笑いにかける労力、エネルギーはすごいなと思いました。

――今回のDVDでも、元恋人でセクシー女優に転身した坂口杏里さんについてイジられる場面がありましたが、2月14日には2作目が発売に。

小峠:そうなんですよね。頑張ってくださいとしか言いようがないですけど、売れればいいなとは思いますよ。

――デビュー作も見ていないとおっしゃっていましたが、やはり今回も?

小峠:見たって言ったら、「どうでしたか?」って絶対聞かれるでしょ。それをさすがに言うことはできないので見ないですね。うちの相方はデビュー作を見たそうで、2作目も予約したって言ってましたけど(笑)